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第584回 呼吸で海を思い出せ

2026年08月16日

辛い記憶や感情が生じたときに海を思い浮べることで、気持ちを楽にすることはできます。ただ実は、この方法は最大の弱点があります。それは忘れることです。どんなテクニックも一度聞いただけではすぐ忘れてしまいます。よって気づかないうちにネガティブな思考にフュージョンしてしまう結果になるのです。

よって読み返さなくても普段から訓練をすることが大切です。重要なのは「呼吸」です。人間は生きている限り呼吸をします。その数は一日約3万回とされています。よって呼吸と今まで話した「海のイメージ」を普段から結びつけて訓練しておけばフュージョン仕掛けたときにすぐ抜け出すことができます。

まず呼吸のたびに海に潜るイメージを持って下さい。そして息を吸うたびに海水を鼻の中に入ってくるイメージを持ってください。イメージなので海水が空気のようなものだと思って下さい。すると海水を吸うイメージから息を吸うたびに意識がハッキリしますし「キラキラした綺麗な海の水」を吸うイメージで明るい気持ちにもなれます。

特に兵庫医科大学の調査では人間は息を吸うときに集中力や注意力が大きく落ちるそうです。集中力が落ちればフュージョンしやすくなるので吸うときにこそ明確に海のイメージを持つことが重要です。

そして吐くときも同様で同じ鼻から勢いよく海水を吹き出しましょう。そして吹き出た海水が大波を起こしているところを想像して下さい。この海は心の象徴で、海に活力があるということはあなたの心がそれだけエネルギーにあふれているというイメージにも繋がります。さらに波が起こるほどの海ならネガティブな感情や記憶の一つ二つが入ってもなおさらどうってこともなくなります。

呼吸はできる限り鼻呼吸でやって下さい。鼻には鼻毛や副鼻腔など雑菌などから守るバリアがあります。しかし口にはそういうバリアがなく雑菌が素通りです。加えて鼻呼吸は脳への血流を増やし、脳を安定させる効果もあります。特に桜美林大学で行った調査によると鼻呼吸の学生に比べて口呼吸の学生は鬱傾向が高くなっていたのです。

よってできる限り鼻呼吸をした方がいいでしょう。

福田

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