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第458回インド太平洋経済枠組み(IPEF)とは?

2022年05月30日

来日中のバイデン米大統領が23日、東京で新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の発足を表明しました。日米と韓国、インドなど計13カ国が創設メンバーになるとのことだった。

既に様々な枠組みがある中で今回の新たな枠組みはなぜ必要なのか、具体的にはどのような活動内容なのか調べてみました。

IPEFについて米国は4つの柱を掲げている。①貿易②供給網③インフラ・脱炭素④税・反汚職 となります。

バイデン大統領ががIPEFを立ち上げる最大の目的は、中国に対抗するため。大統領はこの枠組みはインド太平洋地域の国々の競争の推進力となると述べ、米国の同盟国である日本、韓国、オーストラリアが加わり、安全保障面だけではなく経済面でも中国に対峙する枠組みを作るとの事であった。

米国はもともとバイデン大統領の2代前のオバマ政権の時にTPPの設立に向けた議論を主導していた。しかし、後任のトランプ大統領は自国の産業を守ることに力を入れ、TPPから抜けた。バイデン政権でも復帰する動きは今のところない。

IPEFはTPPに戻れない中でアジアで経済の主導権を握りたい米国が苦肉の策として発足したと考える方が自然に見えると感じました。

藤浪

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457回 ラニーニャ現象

2022年05月22日

ラニーニャ現象をご存じでしょうか?あまり聞きなれない方も多いかもしれません。
ラニーニャ現象とは、東太平洋の赤道付近で海水温が低下する現象のことです。ラニーニャ現象が発生しているときには、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がるが平常時より強くなります。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低くなっています。ラニーニャ現象発生時は、インドネシア近海やフィリピン周辺の海上では積乱雲がいっそ盛んに発生します。日本では冬にかけて続く可能性が高く、北陸地方の諸島は雨や雪が多い傾向にあります。ラニーニャ現象は、異常気象の原因となり地球規模での自然現象です。
ラニーニャ現象が夏にかけて続く可能性が高くなっています。ラニーニャ現象が発生しているときの日本の夏では、気温が高い傾向や沖縄・奄美で降水量が多い傾向があるなど、世界の天候に様々な影響を及ぼします。ラニーニャ現象は、当初の予想より長引く予想になっています。
気象庁が今月12日に発表した「エルニーニョ監視速報」によると、昨年秋からラニーニャ現象が続いており、今後、夏にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い(70%)と予想しています。
平均気温は平年並みか高い予想で、暑い夏が予想されます。大雨や猛暑に注意が必要な状況になる可能性があります。
ロシアのウクライナ侵攻で、世界のエネルギーや食糧が大きく影響を受けているだけに、私たちの生活にもこれまで以上に異常気象の影響が重くのしかかるのではないかと気に掛かります。
外山

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第456回 人間関係の改善のキーワードは「ウイルス」

2022年05月15日

コロナ禍で人間関係に大きなダメージが生じています。そこで改善のキーワードとして「ウイルス」を挙げさせてもらいます。これは4つの語呂合わせのことを指します。

まず「ウ」は嬉しさです。

人間関係を改善するために嬉しさを表現することです。オランダの心理学者アニーク・ヴルートが募金を頼む実験をした際、実験者が笑顔で頼んだ場合は相手も良く笑い承諾率も51%という結果になりました。実験者が無表情の場合は相手も無表情で承諾率も29%まで低下しました。

マスクをしているから意味がないのではと思うかもしれませんが、顔全体の表情筋が動くから笑っていることは伝わります。そして言葉でも嬉しいことを伝えることが重要です。

「イ」は良い点です。

相手に良い点を伝えることで、心理学者ジェニファー・ナックが小学生から中学生の子供を調べたところ、人気のある生徒ほど「相手の良いところを見つけるのが得意」だったそうです。尊敬できる相手ほど関係が続くのはもちろん、どんな相手でも常に良い点を見つけて褒め合えばより関係性をアップできます。

「ル」はルーズであることです。

関係性を良くするためにはルーズであることが大切だと言うことです。心理学者ジェネヴィーヴ・ボーチャードが446組の夫婦を対象に調査したところ神経質な夫婦ほど結婚生活上手くいかなかったと判明しました。これは神経質な人ほど相手の小さな行為が許せず喧嘩をしてしまうからだそうで、多少のことは気にしない良い意味でルーズであることが関係性を長続きさせます。

「ス」は好きです。

好きなことは積極的に語ることです。嫌いなものやイヤなことばかり話す人がいますが、それは相手に良い印象を与えませんし、何より自分自身の気分も落ちてしまいます。でも好きなことを語れば相手も嬉しくなるし、自分自身の気持ちも前向きになります。

人間関係改善のキーワードとして「ウイルス」を挙げましたが、まとめると「できる限り上機嫌でいろ」と言うことになります。コロラド州立大学のジェフリー・スナッドグラスの研究で、幸福を感じている人ほどストレスによる免疫低下に強いと判明しています。

ネガティブになる状況は数えればキリがありませんが、今日を楽しんでいくことが人間関係の改善そして健康のためにも大切になります。

福田

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第455回 進むデジタル化

2022年05月09日

5/6の日経の記事にて3メガバンク、中途採用22年度8割増との記事を見ました

内容としては新卒採用は減少傾向にあり。直近のピークだった15年度は3メガバンク合計で新卒を5000人超採用していたが、21年度は1200人台に減少。22年度の採用計画は1100人となる。支店の統廃合や店舗事務の効率化を背景に3メガの総人員は減る方向にあるなか、中途を増やしてサービスのデジタル化などを強化するとの事であった。

メガバンクのみならず地方、信用金庫内においても窓口の自動化に伴い営業店人数を減らしていく動向がみられると思います。また今回の記事にあった業界のみならず、デジタルトランスフォーメーション(DX)や脱炭素の需要が加速し、各業界においては即戦力である中途採用を重視する傾向を強めているとの事。

テレワークの定着などもあり、業界全体において業務のDXは加速しており、必要なスキルが日々変化するデジタル職種では、新卒の育成よりも中途採用による即戦力の確保に目を向ける動きも広がっている。また若世代には転職をためらわない志向が強まっており、離職者を補充するため中途採用を強化している側面もある。

今後は業務のデジタル化に目を向けつつ、少人数で効率良く運転させるにはどうすればいいか自分自身の考えるいい機会になりました。

藤浪

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第454回 習慣を作り出す方法

2022年05月01日

前回刷り込みによる習慣が今の自分を作り上げているとお話しさせて頂いた上でこう考えた人もいるかもしれません。「今の自分をダメにしたのは親の習慣が悪かったからだ」または「上司が否定ばかりだから仕事がうまくいかないのだ」確かに、そのような環境にさらされている方もいますが大切なことは「刷り込みは自分自身にもできる」ということです。

もし自分変えたいと思うなら、環境や年齢は関係なく今からにでも新しい刷り込みを始めることが出来ます。

なにか1つやることを決めたらそれを常に意識して反復して自分の潜在意識に刷り込ませることで、違う習慣が身に付きます。過去の習慣が今の自分を作り上げているということは、今から始める習慣の積み重ねで未来の自分を作り上げることが出来るということです。

習慣を作り出す方法はシンプルであり、習慣とは言い換えれば自分で決めた自分との約束であり重要なことは自分で決めることだと著者は語っています。頭で何となくもっと頑張ろう、もっと努力しなくてはと考えているだけで、実際に何をするのかは決めていないことがほとんどです。そのため具体的な行動は何も変わらず、習慣も身につかないことになり、多くの人はこれを「習慣が続かない」と思っています。逆に考えれば、自分で決めさえすればどんな習慣も作り出せるということです。

自分自身も最近営業に配属されたことから新しい習慣を自分で2つほど取り入れました。入退室時には大きな声で挨拶すること、事前にお客様のデータを集めることです。慣れないことへの不安や失敗を恐れるあまりに萎縮してしまい、それがお客様への不信感につながる原因になりかねないのでそれを大きな声で挨拶することで、まず良い印象付けをします。またお客様ごとに直近の取引や昨対のデータをまとめることで、お客様との会話内容をどうするか考えるようにしています。事前に話す内容が決まっていれば不安感もなく話が出来ると考えています。これを続けることで習慣化させた実績を作り自信をつけていきたいと思います。

藤浪

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