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第509回 「ベースボール記念日」

2023年06月18日

なぜ6月19日が「ベースボール記念日」なのかというと、1846年6月19日に公式な記録に残る史上初の野球の試合がニュージャージー州のエリシアン球場で行われたそうです。現在の野球の基本となる3アウト、3ストライク等のルールで試合が行われ、近代野球が誕生。このルールは銀行家アレキサンダー・カートライト2世によって制定されたものでした。その後、日本へは1871年に来日したアメリカ人のホーレス・ウィルソンという人物によって野球が日本へと伝えられました。
その頃は「野球」というスポーツ名ではなく「打球鬼ごっこ」という名称で全国的に広まっていったそうです。打球鬼ごっこを最初に広めた場所が現在の東京大学である東京開成学校予科だったことから、現在でも開催されている大学野球のルーツはここから始まったとされています。
ところで、なぜ三振が「K」なのか?
普段から野球を見ていると当たり前のように三振の事をアルファベットの「K」で表していますが、少し考えてみると不思議ですよね。
ストライクの頭文字は「S」なのでなぜ「K」となるのか、その理由について調べてみました。
三振を「K」で表すようになったのは諸説あります。
三振をコールする主審が「struck out !(ストラックアウト!)」と声を出す時に、「K」の音がとても耳に残る音だから「K」となったという説です。
その他にも、バントの事を「Sacrifice(犠打)」としていたため、「S」を使ってしまうとバントと重複してしまうことから「K」となったという説もあります。
また、日本の野球でもアウトの事を「1死、2死」などと表すように、三振をとることを「kill」であると考え、頭文字をとって「K」となったという説、ルールブックを編集する上でアウトにする方法を箇条書きした時にアルファベットを割り振っていったところ、三振の項が「K」になったという説、本当に様々な説が存在しています。
しかし、残念ながらなぜ三振が「K」となるのか、明確な由来は存在していないそうです。
外山

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第508回 自己暗示

2023年06月11日

皆さんは「幸せになりたい」と思いますか。大切なこととして「幸せになりたい」と願っていると永遠に幸せになれません。

実は暗示には重要なルールが3つあります。そのうち一つが「そのままの形で実現する」です。たとえば親が子供に勉強ができない・努力をしないと言い続けると高確率で勉強ができなくなっていきます。しかし逆に勉強ができる・努力していると言い続けると子供はかなりの確率で勉強ができ努力をする人間になるはずです。

このように暗示はそのまま実現します。なので「勉強ができないからもっとがんばらないと」などと考えていると最悪の場合、その言葉が自分にのしかかってそこから脱せなくなります。

ここで「幸せになりたい」と言う言葉について考えてみましょう。例えば「日本人になりたい」という日本人がいると思いますか。日本人になりたいというのは外国人ということになりませんか。つまり、「幸せになりたい」と願うことは「私は今幸せではない」と暗示をかけていることと一緒になるのです。それを繰り返せばさらに暗示をかけてしまうことになり、さらには「幸せになりたい」には願えば何かが幸せを運んできてくれるかもしれないと言うような他力本願な思いも含まれます。

しかし願うだけではそんな奇跡起こりません。重ねて「今は幸せではない」と言う暗示になるために永遠に不幸なままになります。

なら幸せになりたいならどうすればと考えるかもしれませんが、その場合は「私はすでに幸せだ」と断言してしまうことです。幸せかどうかの絶対基準などありません。どんなに貧乏でも毎日を楽しんでいる人・お金があっても不幸な人もいます。結局何に目を向けるかによって幸せかどうかは変わってきます。例としては火事にあった際「火事にあって不幸だ」「火事にあったけど生きていた」と言うように考え方によって同じ火事にあったとしても幸せかどうかが違ってきます。

よってとにかく暗示のように今自分が幸せだと考えていれば、実際に幸せなものに目が向きやすくなり幸せな気分になっていきます。そうすれば雰囲気が伝達し周りの人も幸せに感じられます。その結果さらに愛されたり親切にされたりしてより幸せになっていくはずです。

福田

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第507回 解凍=混乱=再凍結 レヴィンが提唱する変革の三段階プロセス

2023年06月04日

「社会心理学の父」とも呼ばれるクルト・レヴィン(1890―1947年)は、ドイツで生まれ、ベルリン大学で哲学及び心理学の教授を務めていました。しかし、1932年にナチスから逃れるために渡米。その後はアイオワ大学で児童心理学の教授となり、1944年にはマサチューセッツ工科大学にグループダイナミクス研究所を創設しました。

レヴィンの「解凍=混乱=再凍結」のモデルは、個人的および組織的変化を実現する上での三段階を表しています。

 

第一段階の「解凍」では今までの考え方やルーティンを変えていかなければならないという事を自覚し、変化のための準備を整える期間です。

第二段階の「混乱」では、以前のものの見方や考え方、あるいは制度やプロセスが不要になることで引き起こされる混乱や苦しみが伴います。

第三段階の「再凍結」では、新しいものの見方や考え方が結晶化し、新しいシステムに適応するものとして、より快適なものと感じられるようになり、ルーティーンの感覚が再び蘇ってきます。

 

ここで注意しなければならないのは、このプロセスが「解凍」から始まっているという点です。

私たちは何か新しいことを始めようという時それを「始まり」の問題として考えます。しかし、レヴィンは、何か新しいことを始めようというとき最初にやるべきなのは、むしろ「いままでのやり方を忘れる」ということになります。

人は元々自分の中に確立されたものの見方や考え方を変えることに抵抗します。したがって「なぜ今のままではだめなのか」「新しいやり方に変えることで何が変わるのか」という2点について納得ではなく、共感のレベルまで落とし込む必要があるからです。またそれが個人レベルであれば比較的容易かもしれないが自分以外の数人、さらには会社などの組織を変えるとなるとそれ相応の入念な準備が必要になるという事です。

充分な説明もなしに「このままでは危ない、進路もやり方も変える」と宣言されれば、充分な「解凍」の時間を取れないままに混乱期に突入してしまうことになり、「やっぱり以前の方が良かった」との反発の声がより強くなってしまう。となると、「再結晶」の段階まで行かず中途半端に挫折してしまうこととなってしまいます。

何か新しく始めるには、慣れ親しんだ過去を終わらせることが必要なのではと思います。

 

藤浪

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