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第569回 冬至

2025年12月21日

2025年の冬至は、12月22日(月)。
冬至とは、北半球において日の出から日の入りまでの時間がもっとも短い(=夜が長い)日のことです。
なぜ夜が長くなるのでしょう?ひとことで言うと、「地球の回転軸が傾いているから」です。
地球の回転(自転)軸を「地軸」といいますが、地軸は、1年をかけて太陽の周りを回る「公転面」に対して、約23.4度の角度を持っています。
この傾きが太陽の方に向いている時期は、暑く、昼が長くなります。反対に、太陽とは逆の方に向いている時期は、寒く、昼が短くなります。
冬至の日前後は、北極圏(緯度66.6度以北)では24時間、太陽が顔を出すことがありません(うす明るくはなります)。これを、極夜(きょくや)といいます。白夜の反対ですね。
冬至の食べ物といえばかぼちゃ。ところで、なぜ冬至にはかぼちゃなのでしょう?
かぼちゃの原産地は中南米。もともと暑い国の野菜なので、かぼちゃは夏から秋に収穫されます。ただ、カットさえしなければ、風通しのいい涼しい場所で2~3カ月保存することが可能です。
かぼちゃは、体内でビタミンAに変わるカロテンや、ビタミンB1、B2、C、E、食物繊維をたっぷり含んだ緑黄色野菜。新鮮な野菜が少なくなる時期、これからの冬を乗り切るためにも、冬至という節目の日にかぼちゃを味わって栄養をつけよう…という先人の知恵なのです。
ただ、江戸時代の文献には「冬至にかぼちゃ」という内容の記述はなく、明治以降に生まれた比較的新しい習慣と考えられています。
もう一つの冬至の風習が柚子湯(ゆずゆ)。この習慣は江戸時代からあったようです。
1838(天保9)年に刊行された、江戸の年中行事を紹介する「東都歳事記(とうとさいじき)」によると、「冬至 今日銭湯風呂屋にて柚湯を焚く」との記述があります。
「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通が利く」(=体が丈夫)にかけて、お風呂屋さんが始めたとされています。江戸っ子ならではのしゃれたイベントですね。
柚子はちょうど11月~12月が収穫期。柚子の果皮には、風邪予防や保湿にいいとされるビタミンCや、血行改善を促すといわれるヘスペリジン(フラボノイド)などが豊富に含まれています。昔の人は、旬の柚子が健康にいいことを経験的に知っていたのでしょうね。
冬至が過ぎれば、少しずつ日が長くなっていきます。とはいえ、寒さはこれからが本番。ホックホクのかぼちゃとあったかい柚子湯で、冬を乗り切りましょう!
外山

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第568回 やせ薬は一長一短

2025年12月14日

様々な痩せるための方法がありますが皆さんの中には面倒くさいと感じる人もいるでしょう。実際にやせ薬は存在します。しかし、それぞれにも一長一短があります。

まずは食欲抑制剤(サノレックスなど)で脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑えます。結果食欲が減り痩せていくわけです。ただし依存してしまう人もおり「服用は3ヶ月まで」とされています。なので、3ヶ月以降は自分の意思で食欲のコントロールをする必要があります。

次はGLP-1受容体作動薬(リベルサス・オゼンピック・ウゴービなど)です。GLPとはGlucagon Like Peptide(グルカゴンに似た物質)と言う意味です。これが血糖を積極的に筋肉などに取り込み血糖値が高くなるのを防ぎます。また脳に満腹感を与え、食べ過ぎを防ぎ、結果痩せるというわけです。ただし副作用として吐き気・下痢・便秘が生じる事があります。また保険適用されているので条件さえ通れば3割負担程度で服用できます。条件は3つで全てパスしなければいけません。一つ目はBMIが35以上です。BMIとは体重を身長の2割で割った数字で例えば身長170cmの場合は体重が100kg位あってはじめてBMI35に到達します。ちなみにBMI27以上でもギリ大丈夫ですがその際は脳梗塞・脂肪肝・心筋梗塞・高血圧・2型糖尿病などのうち2つ以上満たさねばなりません。

二つ目は「高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のうちどれか1つがある」ことです。

最後に「運動療法と食事療法を6ヶ月行っても効果が出なかった」ことです。

ただし、これらの条件は保険適用のためなので自費なら自由に買うことができます。

次はSGLT2阻害薬(フォシーガ・スーグラなど)です。SGLTとはSodium Glucose cotransporter(ナトリウム・グルコース共輸送体)のことで、腎臓で糖を再吸収する役目があります。しかしこの薬はその働きを邪魔するので結果的に糖の排出を促進します。結果的に糖の吸収を30~50%ほど抑えます。ただ糖が尿に出やすくなると問題があります。雑菌は糖を栄養にしやすいので膀胱炎や尿路感染症が生じやすくなります。

最後は膵リパーゼ阻害薬です。脂肪分解酵素である膵リパーゼの働きを止めて脂肪の吸収を抑える薬です。これによって食べた脂肪の30%を体外に排出します。この薬は薬局で買えますが、へそ周りが男性85cm・女性90cm以上ないといけません。ただ太る最大の原因は糖質なので脂肪の吸収を抑えても効果は限定的かもしれません。さらに副作用として油がお尻から漏れることがあります。しかもこれは自分の意思とは無関係に漏れるので、抑えるためには脂質を含む食べ物を食べないことしかありません。

いずれも薬には一長一短があり、まずは食事と運動を意識してそれでも厳しいようならば薬と考えるのが良いでしょう。

福田

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