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2016年01月11日
前回61回で書いたように、金持ちは高いお金をかけて有名私立学校へどんどん子供を入学させ、そこの私立学校の卒業生が有名大学の席を独占し、その高学歴で高度な職に就いて高給を稼ぎます。
一方、貧乏人はお金をかけることができず、質の悪い公立学校へ行くしかなく、有名私立学校によって席を独占された大学へ行くことができずに、低学歴のまま職に就かざるを得なくなり、低賃金に苦しむことになります。
その結果が親の格差の継承。教育の格差が学歴の格差を生み、学歴の格差が賃金の格差を生んで、格差が世襲される負のスパイラルができてしまっているのです。これをストーリーで説明したものがありますので引用します。なお、この文章には2ch用語使用により少々わかりにくい点がありますが、雰囲気で充分判断できると思います。
親が低学歴の低所得者。
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子供に勉強することの重要性を教えられず、生活に余裕がないため教育費もかけられない。
とりあえずゲーム機など物を買い与えたり、外食で美味いものを食わせたりすることが子育てであるように錯覚する。
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子供は将来のために何をすべきかもわからず、DQN化?。
DQNは非DQNと会話が噛み合わないため、DQN同士で群れる。
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DQNであることを正当化してしまい、拍車がかかる。この時に同じDQNの恋人と知り合う。
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子、低学歴のまま学生生活を終える。
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当然の如く工場、倉庫、中小同族、接客業、非正規雇用職などにブラック就職。
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子、低所得者になる。
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高所得の大企業に正社員就職しようとするもスペック不足で書類落ち。
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憂さ晴らしにDQN恋人との性交渉により妊娠。責任を取って結婚する。
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低学歴の低所得者のまま家庭を持ってしまった子供は転職を諦め親になる。
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子供に勉強することの重要性を教えられず、生活に余裕がないため教育費もかけられない。
とりあえずゲーム機など物を買い与えたり外食で美味いものを食わせたりすることが子育てであるように錯覚する。
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(以下、ループ)
このように親の経済力によって子供の未来も、絶対とは言わないまでもある程度は影響してしまうことは事実です。
しかしこういう話題をすると 「俺が貧乏なのは金持ちが悪い!」、「俺がダメなのは親のせいだ!」 と言う方がいます。だからといってそれに対して文句を言ったり他人に責任を押し付けても何も変わりません。他人にとっては 「は?だから何?」 で終わります。不遇な環境におかれたら、その分自分で努力するしかありません。
それが事実であり、現実です。
スタートは平等ではありません。現実は不公平であり、不平等です。文句を言ってもそれは変わりません。「○○が悪い!」「○○のせいだ!」と口を動かす前に、手を動かしましょう。足を動かしましょう。それができないからなら何も変わりません。不遇な環境が嫌なら脱しようと努力し、努力するのが嫌なら不遇を受け入れましょう。
どちらか1つしかありません。この選択が自分のみならず、子にも影響することは言うまでもありません。
はじめの一歩の鴨川会長や中世の音楽家ベートーヴェンも言っています。
「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」
山本