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第458回インド太平洋経済枠組み(IPEF)とは?

2022年05月30日

来日中のバイデン米大統領が23日、東京で新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の発足を表明しました。日米と韓国、インドなど計13カ国が創設メンバーになるとのことだった。

既に様々な枠組みがある中で今回の新たな枠組みはなぜ必要なのか、具体的にはどのような活動内容なのか調べてみました。

IPEFについて米国は4つの柱を掲げている。①貿易②供給網③インフラ・脱炭素④税・反汚職 となります。

バイデン大統領ががIPEFを立ち上げる最大の目的は、中国に対抗するため。大統領はこの枠組みはインド太平洋地域の国々の競争の推進力となると述べ、米国の同盟国である日本、韓国、オーストラリアが加わり、安全保障面だけではなく経済面でも中国に対峙する枠組みを作るとの事であった。

米国はもともとバイデン大統領の2代前のオバマ政権の時にTPPの設立に向けた議論を主導していた。しかし、後任のトランプ大統領は自国の産業を守ることに力を入れ、TPPから抜けた。バイデン政権でも復帰する動きは今のところない。

IPEFはTPPに戻れない中でアジアで経済の主導権を握りたい米国が苦肉の策として発足したと考える方が自然に見えると感じました。

藤浪

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