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457回 ラニーニャ現象

2022年05月22日

ラニーニャ現象をご存じでしょうか?あまり聞きなれない方も多いかもしれません。
ラニーニャ現象とは、東太平洋の赤道付近で海水温が低下する現象のことです。ラニーニャ現象が発生しているときには、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がるが平常時より強くなります。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低くなっています。ラニーニャ現象発生時は、インドネシア近海やフィリピン周辺の海上では積乱雲がいっそ盛んに発生します。日本では冬にかけて続く可能性が高く、北陸地方の諸島は雨や雪が多い傾向にあります。ラニーニャ現象は、異常気象の原因となり地球規模での自然現象です。
ラニーニャ現象が夏にかけて続く可能性が高くなっています。ラニーニャ現象が発生しているときの日本の夏では、気温が高い傾向や沖縄・奄美で降水量が多い傾向があるなど、世界の天候に様々な影響を及ぼします。ラニーニャ現象は、当初の予想より長引く予想になっています。
気象庁が今月12日に発表した「エルニーニョ監視速報」によると、昨年秋からラニーニャ現象が続いており、今後、夏にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い(70%)と予想しています。
平均気温は平年並みか高い予想で、暑い夏が予想されます。大雨や猛暑に注意が必要な状況になる可能性があります。
ロシアのウクライナ侵攻で、世界のエネルギーや食糧が大きく影響を受けているだけに、私たちの生活にもこれまで以上に異常気象の影響が重くのしかかるのではないかと気に掛かります。
外山

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