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第353回 決断

2020年05月23日

決断とは決めることではなく、断つことだと、
私は思っています。

日本語の漢字というものは、とても凄いなといつも思うのですが、
決断という漢字は、決めるに断つと書きます。
でも決めることと、断つことは、近いようで全然違います。
・何をしたいか分からない。
・自分は何が欲しいのかが分からない。
・自分はどういう人が好きなのかが分からない。
・自分はどんな人間なのか分からない。 など

このようなことで悩む方はたくさんいると思います。

でも私は、なぜこのようなことで悩んでしまうのか?ということをずっと考えていました。
色んなことを経験したら解決するのかな?とか、もっと自分を振り返ったら解決するのかな?と思い、色々なことを試しました。
でも、悩みは解決するどころか、もっと膨れ上がってしまいました。

そんな時に、もう覚えていませんが、たまたまどこかで決断とは断つことだという言葉を聞き、全てが一気に解決しました。
自分は何をしたいのか。
自分はどんな人間が好きなのか、どんな人間と付き合っていきたいのか。
自分は何が得意なのか。
自分はどんな人間なのか。を決めるのは自分自身です。
でもそれらを自分自身で決める時、決めようとすると悩んでしまいます。
なぜ決めようとすると悩むかというと、選択肢が多すぎるからです。

自分はこれもできそう、あれもできそう。自分はこれも好き、あれも好き。
みたいな感じで、何かを一つ決める時に悩んでしまうのです。

ではこの悩みは何が原因なのでしょうか。

この原因は何かを決める時に、決めなかったもう一つのことを断つことが嫌だからです。
だから悩んでしまうのです。

どちらかを選ぶと、どちらかのメリットは得られなくなってしまいます。
でもここで、決断しないことには前に進むことは出来ません。
決断しない限り、迷ったままの生活を続けることになります。

だからここで大切になってくるのが、断つことなのです。
二つ選択肢があったとして、どちらにするかを決めるのではなく、
どっちを捨てるべきか(断つか)を決めるのです。

決断とは、決めることではなく、断つことを決めるということです!

悩んでいると、どこにも向かうことは出来ません。

自分がどんな人間になりたいのか。
自分はどんなライフスタイルを送りたいのか。

一人一人に理想があると思います。
それをまずは頭の中で思い浮かばせて、その理想に近づくためには、
今何を断つ必要があるのかを考えてみてください。

そしてやりたいことがたくさんあるなら、まずは優先順位を決めて、
何から始めるのかを決めてください。
その際は、何をやるかを決めるのではなく、やりたいことの中から、
何をまずは捨てるのかを決めてみてください。
そうすれば、悩むことはなくなっていくと思います。

初めは断つことがなかなか難しいと思います。
損をしたり、それによって後悔することを恐れてしまうからです。
でも大丈夫です。
例え、自分が決断したことが良くない方向に進んでしまったとしても、
それは、その後に起こる良いことのために起こっていることなので、失敗ではありません。

本田

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