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2015年03月15日
毎年3月ともなると非常に忙しくなる。生産が2月に対して2割ほど増えるのであるが今年は逆に2月までが忙しくて、3月になったら落ち着いてきてしまったようです。
弊社の営業マンがお客様とのコミュニケーション時に「3月の状況と4月の見通し」を聞いているのですが、「どちらも芳しくない」というお答えばかりのようです。
昨年は消費税駆け込み前ということもあり例年よりも非常に忙しかった覚えがあるので、今年の反動は非常に響くようです。
実際の仕事量のコントロールがこんな状況なのだから、会社の経理、特に資金繰りの方はなおのことやりづらいのではないかと想像してしまいます。
4月からは新社会人が入ってまいります。藤榮にも営業部に1人、生産部に1人、業務部に1人入ってきます。初めの1か月ほどは新人を教えるのにバタバタするので仕事が多少少なくても気にはならないが、夏になったころにもこのような状態が続いていると、仕事量と人員のバランスが崩れてますます経理は大変になるような気がします。
新聞では「春から給与が上がる。ボーナスもアップが見込める」と掲載され、帝国データーバンクや東京リサーチさんのデーターからは倒産率最低と載っているが、本当に我々のように零細企業もそうなのであろうかと疑問を持ってしまう。
話は変わりますが、2015年の1月から相続税法が変わりました。今まで相続に縁がなかった方も相続税を払う側になるそうです。それだけ控除額が減ったということですが、そもそも相続税というものがない国も結構あります。日本は相続税が高額なことは世界中で有名なのでありますが、その反面日本は消費税が少く日頃の生活に負担をかけさせないようにし、できるだけお金を蓄えるようにしてもらい、最後の最後で調整しようというのが日本の税制度だということを国民は理解しなければならないということでしょう。
もう一つの考え方は逆の発想で今金利の低いうちに借金をしておくということです。先ほどの相続税は言わば知らないうちへのお国への借金と考えられます。これを自ら選択した借金にお金を使うのならば家を建て銀行に借金をしてそれを返し切らずに借金を相続していけば、子供には相続税という物つまりお国への借金は発生しない。しかし親の作った銀行への借金は相続していかねばならない。いずれにしても親の土地建物に住むことになるのだから、この2者選択を子供とよく話し合って、将来へのお金の使い方を考えねばならないということなのでありましょう。