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第63回 忘年会を通して

2015年12月20日

今回の忘年会は京都に行かせていただきました。

今回の忘年会では、来年新入社員として入社する2名も参加するため、2班に分かれて行動する事になりました。

私は新入社員の方を接待する方のドライバーとして南禅寺、下鴨神社、鞍馬寺の観光をさせていただきました。

京都と言われると観光で行こうとなると清水寺や金閣寺、銀閣寺などをイメージすると思います。私自身も京都 に

観光に行った際は、清水寺などは行きましたが、今回行った南禅寺などは始めてでした。特に南禅寺について は、

早朝勉強会で最初に扱った副島隆彦さん著「隠された歴史」でも書かれていた臨済宗南禅寺派大本山の寺院 で、

京都五山と鎌倉五山の上に置かれ別格扱いの寺院とされ、日本全ての禅寺の中で最も高い格式を持っている 寺

院だそうです。

ブログ用

そもそも、禅とは天台宗や浄土宗などの「民衆の救済」を説いた他力本願とは違い「自己救済」や「他社を救う ことは

出来ない」と考えているため、他宗派のようなインド伝来の宗派のように仏典がないそうです。そのため、 他の宗派が

やるような葬式仏教で金儲けが出来ないので、信者を集める口実がないので「般若心境」や「観音経」 を借りて自分た

ちも唱えているそうです。

次に臨済宗については、当時の臨済宗は民衆が嫌いだったので他の宗派のような事をしたくなかったため、中国と の

貿易での文書作成(朱子学)を行っていたそうです。つまり、仏典よりも朱子学(儒教)を信じていたことになります。 これ

は、今では義務教育として学校に行き、勉強をするので文字の読み書きなどが出来ると思います。しかし、当 時は織田

信長や豊臣秀吉や徳川家康などの歴史的に有名な大名でも下手くそな平仮名しか書けなかったため、しっ かりとした

漢文の貿易文書を書ければ将軍や大名が優遇したため朱子学を学んだそうです。また、当時の人々は、 階級によって

信仰していた宗派に違いがあります。貧しい人々は、常に飢饉や災害などの不安があるため、神に助 けを求めるので

浄土宗や天台法華経のように祈れば救われると考えていた宗派を信仰したそうです。逆にくらいの 高い地位にいた朝

廷貴族や幕府などは、貿易の利益がなければ国の経営が出来なかったため、臨済宗を大切にして いたそうです。もし

自分が対等な立場として相手と取引をする際に交わす文章をしっかりと書ける人と書けない人 とのどちらかと取引をす

るとしたら、しっかりとした文章を書ける人の方が信頼出来ると思います。そのため、 しっかりとした文章を書ければとて

も重要な存在になれたので、臨済宗は朱子学を仏典よりも大切にしたんだと思 います。 今回の観光で、ただ本を読ん

で知っていた知識だった物を実際に見ることが出来たのはとてもいい経験になったと 思います。今回の旅行を企画し

てくださった方々には感謝します。ありがとうございました。

福田

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