ページの先頭へ

第456回 人間関係の改善のキーワードは「ウイルス」

2022年05月15日

コロナ禍で人間関係に大きなダメージが生じています。そこで改善のキーワードとして「ウイルス」を挙げさせてもらいます。これは4つの語呂合わせのことを指します。

まず「ウ」は嬉しさです。

人間関係を改善するために嬉しさを表現することです。オランダの心理学者アニーク・ヴルートが募金を頼む実験をした際、実験者が笑顔で頼んだ場合は相手も良く笑い承諾率も51%という結果になりました。実験者が無表情の場合は相手も無表情で承諾率も29%まで低下しました。

マスクをしているから意味がないのではと思うかもしれませんが、顔全体の表情筋が動くから笑っていることは伝わります。そして言葉でも嬉しいことを伝えることが重要です。

「イ」は良い点です。

相手に良い点を伝えることで、心理学者ジェニファー・ナックが小学生から中学生の子供を調べたところ、人気のある生徒ほど「相手の良いところを見つけるのが得意」だったそうです。尊敬できる相手ほど関係が続くのはもちろん、どんな相手でも常に良い点を見つけて褒め合えばより関係性をアップできます。

「ル」はルーズであることです。

関係性を良くするためにはルーズであることが大切だと言うことです。心理学者ジェネヴィーヴ・ボーチャードが446組の夫婦を対象に調査したところ神経質な夫婦ほど結婚生活上手くいかなかったと判明しました。これは神経質な人ほど相手の小さな行為が許せず喧嘩をしてしまうからだそうで、多少のことは気にしない良い意味でルーズであることが関係性を長続きさせます。

「ス」は好きです。

好きなことは積極的に語ることです。嫌いなものやイヤなことばかり話す人がいますが、それは相手に良い印象を与えませんし、何より自分自身の気分も落ちてしまいます。でも好きなことを語れば相手も嬉しくなるし、自分自身の気持ちも前向きになります。

人間関係改善のキーワードとして「ウイルス」を挙げましたが、まとめると「できる限り上機嫌でいろ」と言うことになります。コロラド州立大学のジェフリー・スナッドグラスの研究で、幸福を感じている人ほどストレスによる免疫低下に強いと判明しています。

ネガティブになる状況は数えればキリがありませんが、今日を楽しんでいくことが人間関係の改善そして健康のためにも大切になります。

福田

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

過去の日記

TEL
0562-93-5561

株式会社 藤榮

〒470-1144
愛知県豊明市阿野町稲葉74-46

TEL:
0562-93-5561
FAX:
0562-93-0211

kitchen@fuji-advance.co.jp