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第162回 厚生労働省が大卒の3割が3年で会社を辞めてしまうという調査結果を発表しました。

2017年04月21日

「最近の若者は我慢する力がない」といった声も出ているようですが、実は3年で会社を辞めてしまうという傾向はずっと昔から変わっていません。3年の間に離職する率は、1年目が13.1%ともっとも高く、2年目は10.3%、3年目は8.9%と下がっていきます。とにかく会社が嫌で辞めてしまうというのは1年目に多いことが分かります。3年目の離職者の中には、もしかするとかなり前向きな転職もあるかもしれません。当たり前のことですが、社会人1年目は、学生時代の常識が通用せず、ショックを受けることも多いですから、企業としてはこの時期のケアが重要ということになります。

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第161回 今はアパートとホテル建設ラッシュ

2017年04月21日

日銀マイナス金利政策の為お金を安く借りられる。不動産を持っている人はいずれ相続税に悩まされる。そこで飛びつくのがアパート経営。

土地の上に建物を建て、それを貸出すると土地の相続価格は60%に落ちる。昨年相続税が上がったのでそろってこのアパート建設に向かっているのである。

今一つはホテル建設ラッシュ。オリンピックに向けてとにかく建てる。立て直しもある。どんどん2年後を見越して、お金を使うのである。

さてアパート経営は投資したお金が回収できないのだが、相続税さえ安くなれば投資してもいいという考え方だ。積算は税金対策である。

しかしホテルは税金対策ではなく純粋に回収目的である。しかもその投資が外資系と来ているからたまらない。外資系は建てるだけ建て、目標の期間が終わったらさっさと投げ売りにでる。損しないように逃げる。それを買わされるのが日本である。オリンピック後は湯冷めした恋のようにむなしさが漂う。これがバブルのはじけ現象である。その後再び長いデフレが起きる。そして会社も人間も「能力」の争いとなる。

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第160回 学生のリクルートが2段階に入り始めました

2017年04月21日

1段階目はまず藤榮の会社を覗いてもらうことです。会社内での働く層と仕事ぶり、そして仕事内容を観察してもらうことです。今年も色々見学に来てもらった中で、会社も良し、学生も良しとなった場合、改めて2段階に進みます。2段階目は適性検査とコミュニケーション。 この学生を採用して一人前に仕事をしてくれるだろうか、足を引っ張ることは無いだろうか、この学生が入った時は配置換えが発生するが自分達もうまくなじんでいけるだろうか。 結論的に言って自主性がない学生は社長としては面倒見れない。学校は丁寧に手ほどきしてくれる。しかし社会はその手ほどきが終わった者のみがほしい。人柄が良いとか、学問ができるなんか関係ない。この人は社会人としてルールを守るだろうか。一人前に仕事こなしてくれるだろうか。ただこれだけである。それがやれて初めて藤榮の一員である。ダメと思ったら採用してはいけない。そこにお互いの人生とお金がかかっているからである。慌てず次の出会いを待つのである。

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第159回 世界の生涯学習~デンマーク~

2017年04月16日

北欧諸国は豊かな生活水準や充実した福祉国家政策でよく知られています。

デンマークでは、16世紀前半の宗教改革から18世紀後半の学校改革に至るまで、教会が主要な成人教育の機関でした。18世紀後半、近代市民の啓蒙思想がもたらされると夜間学校の設立が相次ぎ、国家は部分的に学校を教会の支配から解放します。1864年「国民国家」思想が台頭したときに登場したのが神学者グルントヴィによる国民啓蒙教育の思想でした。

グルントヴィが重視したのは「生きた言葉」としてデンマーク語でした。1844年に最初の国民高等学校を開校した後、農民が数週間のあいだ農作業をはなれ安心して学べるように、寄宿制の学校を設立しました。

デンマークの生涯学習にとってもう一つ重要な機会となっているのが、様々なアソシエーションによる活動です。アソシエーションとは、共通の目的や関心をもつ人々が、自発的に作る集団や組織のことです。デンマークにおけるアソシエーションの歴史は19世紀半ばに遡りますが、特徴的なのは農村で発達したアソシエーションが都市へと伝播し、労働者を中心とする政治的および社会的な力へと発展していった点です。

第二次世界大戦後はそのような労働者の力が各種スポーツを中心とする余暇活動分野へと広がります。スポーツや文化活動に関わるアソシエーションが急増し、公園や競技場、体育館が設備されるに従い、各地方の団体数も飛躍的に増加しました。デンマーク社会にとって、各種スポーツや文化団体などの余暇活動は、単に健康のために必要な活動ではなく「青少年を社会で育てる」機会だと認識されています。

このような19世紀半場から20世紀にかけてデンマークの生涯学習の主要な機関として機能してきた国民高等学校やスポーツや文化活動に対して、現在社会問題を解決するという期待が寄せられるようになっています。何度も取り上げている様に、ヨーロッパでは移民問題が深刻になっています。自由と平等を何よりも優先するデンマーク流のデモクラシーが、多文化社会でも通用するのか、新たな問いが浮かび上がっているようです。

岡田

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第158回 子供にとって家族は全ての始まり

2017年04月09日

子供にとって家族は全ての始まりです。

 

どういうことかと言いますと、子供が生まれて、少しずつ大きくなって、自我を形成していく時、全ての判断基準や基盤は、家族から吸収するからです。

 

平和な家庭で生まれた子供は、平和を基準として物事を判断するようになります。

暴力的な家庭で生まれた子供は、暴力を基準として物事を判断するようになります。

愛情豊かな家庭で生まれた子供は、愛情を基準として物事を判断するようになります。

したがって、子供が育っていく時の家庭環境がどれほど大きな影響を与えているのかを、親はしっかりと認識するべきです。

 

だからと言って、最高の環境を子供に与えることは難しいです。

経済的な制限もあるでしょうし、それぞれの家庭に事情があるからです。

しかしながら、最低限、衣食住においては普通の生活をさせてあげて、愛情だけはたっぷりと注いであげてください。

そうすれば、子供はすくすくと育ってくれます。

 

「孟母三遷の教え」という中国の故事成語がありますが、あの偉大な孟子の母は子供の教育には環境が大切と考え、なんと、三回も引越ししています。

 

もちろん、時代も国も違うので、日本の今の時代でも100%完全に当てはまるわけではありませんが、「子供の成長にはいい環境が必要」ということは、感じ取ることができると思います。

寺澤

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第157回 この理を知ること、真の物まねなり

2017年04月02日

「風姿花伝」には、女性や老人など様々な役を演じるにあたっての心得が記されています。そこには、

「もとの姿によく似せることが本意である」

と書かれていますが、単に姿形をまねよというわけではありません。例えば、老人の項では、

「腰やひざをかがめ、ことさらに老人らしく見えるようにするのがいいのではない。年寄りの若振る舞いこそが大事な要点なのだ。」と言っています。

年寄りは若振りたいもの。でも老いた体がそれに追いつかない。こうした年寄りの心情を理解し、振る舞いに落とし込む。そこまで鍛錬を重ねることで、観客を魅了する老人を演じられる。ここに物まねの本質があると、世阿弥は教えているのでしょう。

真似ることは大切です。全ては物まねから始まると言ってもいいでしょう。その過程を飛ばして「自分はできる」と思っている人はまず成長しないでしょう。かといって、まねはしても表面的なことをなぞるだけにとどまっていたら、それもまた同じことです。どうしたら本当の意味での物まねができるようになるのか。それには現状には満足せず、もっと感動を届けたいという気持ちを持ち続けること。それが仕事につながって初めて、物まねができたと言えるのではないでしょうか。

 

山本

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第156回 学校の教育は手とり足とりが良いか自主性を持たせていくのが良いのか

2017年03月25日

この間子供の大学生協説明会に参加してきた。生協に入ると○○になります。生協でPCを購入すると○○となります。今後は英語の勉強してください。就職するためにはこんな質問が来ますから先輩にその対策を聞いてください。
とにかく手とり足とり色々教えてくれる。学生にとってはありがたいと感じる者もいるであろう。
しかし社会に出たら手とり足とりなどありえない。同じ会社の仲間であろうと結局人生においてのライバルなのだからである。先輩の仕事を奪い取ってはじめて自分の給料は上がり地位が確立していく。だから先輩も本気出して後輩の面倒など見ない。それをこの会社は何も説明しない、困っていてもフォローしてくれないなどと考えていたら甘ちゃんである。
本当の社会の醜さいや厳しさを知るためには、大学時代こそ社会人になるための心構えを教えるべきである。もちろん学問も大切であるが、学問で生活できるものなどごく一握りである。ひとにぎりに入れないのなら、社会勉強としてのおどろおどろしたことを体験学習すべきである。学生時代ならばまだまだ人生の修正が聞く。
学生の良くあるのは「○○になりたい。○○の職に就きたい」というものだが、今の社会人で本当に希望通りの人生を歩いているものがどれだけいるのであろうか。いや希望というものが学生時代にわかるのであろうか。仕事かあって生活がある。生活のために仕事をする。仕事は自分の道楽でもなければ、夢希望の実現目標にはなりえない。人生の目標の手段であり、仕事を目標にするのではなく、本来は人生の目標を先に決めるべきなのである。その目標が決まったら、次はそのためのプログラムを作成すべきである。そして1年ごとに目標に近づきべきなのである。仕事はそのための手段であり、決して目的ではない。
定年間近になって「仕事が人生だった」と言い切る者もあるだろうが、仕事あくまでも人生実現のための手段・方法である。
学校時代はなかなかこの理屈がわからない。だからどの職を選ぶか、いや就職するためには面談方法をよく学んでおけとか、英語が良くできるようになっておけという理屈になっていく。だが英語を使う職業がそんなにあるのであろうか。狭き門であり、その仕事は日本人でなく外人がなる確率が高い。面接の方法を勉強するより、人生設計を学ぶべきだと私は考える。
しかし人生論に答えなどない。あるのは己を信じることだけである。「英語が誰よりもできて海外旅行行って困らなかった。だから英語の勉強していてよかった」それでご飯食べれるの?リストラされないで済むの?勤め先がつぶれないという保証があるの?販売先から不渡りもらわないということができるの?そっちの勉強、世渡りの方がよっぼど私のような頭の悪い、体で勝負している者は大切に感じる。

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第155回 世界の生涯学習~ドイツ~

2017年03月20日

ドイツの生涯学習の特徴は、フォルクスホッホシューレという公立の施設を中心に、幅広い学習プログラムが提供されている点です。16歳以上なら誰でも参加でき、1日限りのワークショップから数年にわたる資格取得を目指す継続的なコース、宿泊型のプログラムも提供されています。フォルクスホッホシューレが提供するプログラムは、英語やフランス語などの語学や健康志向を反映したエクササイズから、職業上必要とされる資格取得のための講座、そして環境問題や政治的課題などに対応した話し合いの場、宿泊型プログラムまで多岐にわたります。政治や社会問題、環境保護に関する講座も多く設置され、一般市民の関心の高さと共に市民の政治参加を促す機関としても機能していることが分かります。

ドイツでは他のヨーロッパ諸国と同様、教会を中心に聖書をテキストとした識字教育が各地で展開されてきました。宗教改革を牽引したマルティン・ルターは、ヘブライ語や古代ギリシア語から庶民の言葉であるドイツ語に聖書を翻訳し、教会での説教もドイツ語で行いました。それはドイツ庶民にとって新しい語彙を獲得する絶好の機会でした。しかし、学習機会が本格的に成人一般に拡大したのは宗教革命後のことでした。17世紀から18世紀のヨーロッパにおいて啓蒙主義と同時に普及する、「人格の形成」を重視する教養は、聖書ではなく詩や文学をテキストにして外国語の読み書きや表現を覚えたり、異文化を理解するという教養主義でした。ドイツの場合、イタリアやフランスに比べると100年近く遅れて始まりましたが、ドイツの教養主義は書物と議論を好み、理性に照らして思案する「教養市民層」と呼ばれる成人を生み出しました。そしてこの時期から講義形式の学び方を批判し、学習者同士の「対話」を重視するなど、学び方についての探求が始まっているのもドイツの生涯学習の特徴といえます。

移民・難民の問題はヨーロッパ諸国においては大きな課題だと思います。ドイツも例外ではなく、多文化社会でいかに移民の社会参加を実現できるのかが課題となっています。2006年に連邦政府は、「国民統合計画」を発表しました。ドイツ人と移民の間で、また移民間の軋轢を抑制し、社会参加を促進するために子供や若者に対する教育プログラムに加え、その親に対する包括的な支援システムが実施されているのです。プログラムやシステムに頼ることも大切ですが、頼りすぎず、それを基盤として柔軟に移民の問題と向き合っていくことが大切なんだと私は思います。

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第154回 お客様を思い出すこと

2017年03月13日

この世界には、鏡の法則が流れていますので、自分が思ったことは自分自身に返ってきます。

この法則を利用することで、自分の存在をお客さんの心に強く印象付けることができます。

では、どうすればいいのかというと、毎日帰宅した後、夜寝る前に今日会ったお客さんとの出会いや会話を感謝とともに思い出すといいのです。

悪い思い出は、思い出す必要はありません。良い思い出だけでいいのです。良い思い出を感謝とともに思い出し、楽しむといいのです。

そうすると、鏡の法則により、あなた自身も、お客さんの思い出となります。

お客さんも、あなたのことを良い思い出として思い出してくれるのです。

その結果、あなたのことを思い出して、電話をかけてきてくれたり、もう一度話を聞かせてくれという風に、お客さんからいろいろとアクションをかけてくれる確率が高くなります。

さらには、夜眠る前に感謝とともに思い出す人の数が増えれば増えるほど、あなたに会いたいと思うお客さんの数や、ファンになってくれるお客さんの数が増えてきますので、自分についてくれるお客様が多くなってくるのです。  寺澤

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第153回 仕事への取組み計画

2017年03月11日

学生が社会人になったらまず5年間しっかり社会勉強のつもりで作業を体で覚えることです。屁理屈必要ない。つまり「なぜ」とか「どうやって」なんか考える必要なし。学校と一緒。なぜ歴史で年号を覚える必要があるの。なぜ数学で2次方程式を勉強しなければならないの。

いちいち理由探ししていなかったはず。要は言われたことをやれる範囲で努力するだけ。そのやれる範囲で成績という物が決まった。

仕事も同じ。自分がやれる範囲で作業すればよい。

5年経つとなんとか会社に役立つようになってくる。そしたら今度はその作業一つ一つを理屈で覚えることです。これはどういう意味があるの。正確にやるにはどうすればいいの。間違いの多く出る理由は何。

誰が見本になるの。5年後から今度は頭使わないと。

学校は勉強といえばまず「暗記」つまり覚えることから始まったが、頭使うことは少なかった。しかし社会人となったら今度は「暗記」でなくて5年間経験して社会人としての準備運動ができたら、積極的に10年間知恵と度胸で突っ走らないと。この時から給与と地位の差が出る。結果的には40代で明らかな差となって表れる。ある者は持ち家に住む。ある者は大企業の管理職になっている。ある者は子供が中学お受験で頑張って、県下の有名私立中学に通っている。ある者は大学の教授になっている。これもすべては23歳からの5年で決まってくる。

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過去の日記

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