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2022年05月09日
5/6の日経の記事にて3メガバンク、中途採用22年度8割増との記事を見ました
内容としては新卒採用は減少傾向にあり。直近のピークだった15年度は3メガバンク合計で新卒を5000人超採用していたが、21年度は1200人台に減少。22年度の採用計画は1100人となる。支店の統廃合や店舗事務の効率化を背景に3メガの総人員は減る方向にあるなか、中途を増やしてサービスのデジタル化などを強化するとの事であった。
メガバンクのみならず地方、信用金庫内においても窓口の自動化に伴い営業店人数を減らしていく動向がみられると思います。また今回の記事にあった業界のみならず、デジタルトランスフォーメーション(DX)や脱炭素の需要が加速し、各業界においては即戦力である中途採用を重視する傾向を強めているとの事。
テレワークの定着などもあり、業界全体において業務のDXは加速しており、必要なスキルが日々変化するデジタル職種では、新卒の育成よりも中途採用による即戦力の確保に目を向ける動きも広がっている。また若世代には転職をためらわない志向が強まっており、離職者を補充するため中途採用を強化している側面もある。
今後は業務のデジタル化に目を向けつつ、少人数で効率良く運転させるにはどうすればいいか自分自身の考えるいい機会になりました。
藤浪
2022年05月01日
前回刷り込みによる習慣が今の自分を作り上げているとお話しさせて頂いた上でこう考えた人もいるかもしれません。「今の自分をダメにしたのは親の習慣が悪かったからだ」または「上司が否定ばかりだから仕事がうまくいかないのだ」確かに、そのような環境にさらされている方もいますが大切なことは「刷り込みは自分自身にもできる」ということです。
もし自分変えたいと思うなら、環境や年齢は関係なく今からにでも新しい刷り込みを始めることが出来ます。
なにか1つやることを決めたらそれを常に意識して反復して自分の潜在意識に刷り込ませることで、違う習慣が身に付きます。過去の習慣が今の自分を作り上げているということは、今から始める習慣の積み重ねで未来の自分を作り上げることが出来るということです。
習慣を作り出す方法はシンプルであり、習慣とは言い換えれば自分で決めた自分との約束であり重要なことは自分で決めることだと著者は語っています。頭で何となくもっと頑張ろう、もっと努力しなくてはと考えているだけで、実際に何をするのかは決めていないことがほとんどです。そのため具体的な行動は何も変わらず、習慣も身につかないことになり、多くの人はこれを「習慣が続かない」と思っています。逆に考えれば、自分で決めさえすればどんな習慣も作り出せるということです。
自分自身も最近営業に配属されたことから新しい習慣を自分で2つほど取り入れました。入退室時には大きな声で挨拶すること、事前にお客様のデータを集めることです。慣れないことへの不安や失敗を恐れるあまりに萎縮してしまい、それがお客様への不信感につながる原因になりかねないのでそれを大きな声で挨拶することで、まず良い印象付けをします。またお客様ごとに直近の取引や昨対のデータをまとめることで、お客様との会話内容をどうするか考えるようにしています。事前に話す内容が決まっていれば不安感もなく話が出来ると考えています。これを続けることで習慣化させた実績を作り自信をつけていきたいと思います。
藤浪
2022年04月24日
「明鏡止水」という言葉を知っているでしょうか。剣道でも使われる言葉なので、凛々しい印象を受ける人もいるかもしれません。
「明鏡止水」の意味は、“よこしまな気持ちを持たない、澄み切って落ち着いた心”です。もともとは「明鏡」と「止水」に分かれた言葉でした。
「明鏡」の由来とされているのは、「荘子」の「徳充符篇」に書かれた寓話です。登場人物は、足を切られる刑を受けて片足を失っている「申徒嘉」と、宰相の「子産」です。2人は、同じ先生のもとで学んでいました。
ある日、子産が申徒嘉に、なぜ宰相である私を敬わないのかと、申徒嘉の態度を諫めようとしました。これに対して申徒嘉は、同じ先生のもとで学ぶものは対等だと伝え、以下のような話をしました。
「鏡はよく磨かれていれば塵や垢がつかないが、汚れていれば塵や垢がついて曇ってしまい、物事がはっきりと見えなくなる。立派な方と一緒に過ごしていれば、磨かれて過ちを犯さなくなる。」
つまり、片足を失っている申徒嘉への偏見や、自分が宰相であるという傲慢な気持ちを、鏡につく汚れや曇りに例えているのです。さらに、汚れや曇りのない鏡を表す「明鏡」は、偏見や傲慢な気持ちのない澄んだ心のことを指しています。
「止水」も「明鏡」と同じく「荘子」の「徳充符篇」に書かれた寓話です。孔子が弟子の常季と会話をしている様子が書かれています。
「王駘」という足を切られる刑を受けた者のところに、多くの弟子が学びに行っていました。このことを弟子の常季は不満に感じ、孔子になぜ博学でない王駘のところに弟子が集まるのかと尋ねました。
これに対して孔子は、「人は流れる水ではなく、止まった水を鏡として使う」ということを取り上げ、王駘は止まった水のように穏やかな心を持っているので、人が集まると話しました。この話から「止水」は、止まった水のように穏やかな心を指しています。
剣道の用語でも「明鏡止水」は使われています。曇りのない鏡のような心や、静かに止まっている水のような落ち着いた心で相手を見ると、相手の隙などが見えてくるという意味です。
何か落ち着きなくバタバタとしている時、ちょっと頭の中で「明鏡止水」と唱えて、静かな水をイメージするだけで、少し心が穏やかになっていけばいいなぁと思います。
外山
2022年04月17日
コロナウイルスには様々な症状があります。嗅覚や味覚の消失などがありますが、最も恐ろしいことは他にあると思われます。コロナウイルスの最大のダメージは人間関係だと考えられます。現在の感染予防はマスクの着用、ソーシャルディスタンス、イベントやパーティや飲み会の自粛、予防接種などの対策が行われています。
ですがこれは同時に人間関係を築くチャンスを奪い、その結果大きく3つの問題が生じました。
一つ目は出会いの激減です。新たな出会いも生まれにくくなるし友達や恋人関係の継続も厳しくなります。コロナの飛沫感染を恐れたらデートの一つも取ったってやりづらくなります。実際に令和2年での新規の妊娠届出数は平成31年(令和元年)に比べてずいぶんと落ち込んだ結果が出ています。
二つ目は孤独のストレスです。出会いが減り孤独になると心にも体にも悪影響があります。
アメリカ医師会の調査によるとコロナ禍によって男性の飲酒機会は14%・女性は17%増加したとの報告があります。さらに孤独になるほど飲酒量や喫煙量が増えて早死にするというデータもあります。
三つ目は親しい関係の悪化です。例としては、今まで外で仕事をしていた夫が突然リモートワークでいるようになった。その結果仲良くなる可能性もありますが、距離感が近くなりすぎて喧嘩や口論が増えることもあります。離婚件数はコロナ禍に入って減少傾向にありますが、これは結びつきが強くなったと言うよりも不安の方が強く、我慢していたと考えられます。実際に外出自粛にも関わらず離婚相談の件数は3割増し、電話相談なら5割増しになったそうです。つまり表だって離婚することはできなくても離婚したいと言うストレスはどんどん増えていると言うことです。
ここで「ヤマアラシのジレンマ」の心理学用語の話をします。あるところに寒くて震えていた二匹のヤマアラシがいました。温め合うために二匹は抱き合おうとします。でも針があるので近づきすぎれば痛くてしょうがない。だから寒くなく、痛くないちょうど良い距離を保つ必要がありました。これがヤマアラシのジレンマです。
人間関係もこれと同じです。関係が疎遠なのも寂しいですが、あまりに近すぎてしまうとそれはそれで喧嘩になったり、居心地の悪さに繋がってしまいます。
コロナ禍での生活は感染の恐れから人と人との距離感が難しくなっているので、ちょうど良い距離を保つことが重要になります。
福田
2022年04月10日
2022年04月03日
前回、自分は過去の行動や言動、思考などの1つ1つが自分を作り上げてきたとありましたが、具体的にどのような過程を踏んでいくかというと「刷り込み」にあると著者は語っています。何度も反復して耳から入ってきた言葉はそれが肯定的でも否定的でも脳に刷り込まれていく。そして習慣ができ、自分という人間が形成されます。周りからダメな奴と言われれば自分自身もそう思うようになり、勉強もスポーツもあきらめてしまったり後回しにする習慣が付きます。その積み重ねによって本当に自分をダメな奴に作り上げてしまうのです。しかもそれは他人の言葉だけでなく自分自身の口癖も脳に刷り込まれてしまうとのことです。
耳に入った情報くらいで思考や行動に影響されるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、人間の脳は耳から入ってくる情報は全て本当のことだと思い込む性質があります。つまり私たちの脳は真実と嘘や冗談の区別がつかないのです。自分がダメな人間と言われるとその根拠が何一つなくても脳は関係なしに素直に真実として受け止めてしまう。しかも繰り返し五感から取り入れられた情報はやがて人間の潜在意識に到達して無意識に反応するまでになります。算数の九九のようにあるいはテレビのCMのフレーズのように繰り返し情報を取り込むことによって無意識に呟けるようになります。
このように潜在意識に刷り込まれた情報はやがて行動や言葉、表情などに現れてきます。「今日も歯を磨かないと」と意識する大人がいないように、子供のころから「食べたら歯を磨く」という潜在意識の刷り込みにより無意識の行動に現れる。すべては脳への刷り込みの結果であり、潜在意識によって生み出された「習慣」なのです。
藤浪
2022年03月27日
人の先手を打つことで、他人に勝つことができるということ。何事も人より先に行動を起こせば、有利な立場に立つことができるということです。
ちなみに、「先んずる」とは「先にする」という意味です。
秦(しん)の国に対する反乱が起きた時、殷通(いんとう)と言う人が、自分の部下に「先んずれば即ち(すなわち)人を制し、後る(おくる)れば則ち(すなわち)人の制する所となる。」(人よりも先に行動を起こせば人の先頭に立って指示を出せるが、人の後から行動を起こせば、人に指示され支配されることになる。)と言った言葉からできた語。
「先んずれば人を制す」はとても勉強になる言葉です。
何事にもできるだけはやく行動していきたいものです。
外山
2022年03月20日
腰痛や首の痛み、肩こりなどは痛みがあるので安静にするのが良いと思うかもしれませんが、無理のない範囲で少しずつ痛みが改善する方向に体操をすると治りが早くなります。
さらにこれらの原因の大半は背骨の歪みによる神経圧迫なので、寝違えて首が痛いと言うときにも体操で治りが早くなることもあります。
くわえて痛みだけならまだ良いですが、神経圧迫が進むと手足のしびれ・痛み・違和感などが現れ、その結果に腱鞘炎など別の病気と間違われることもあります。
腰痛等の根本的原因は背骨による神経圧迫であるので体操だけでなく普段から神経圧迫を予防する必要があります。
具体的には、くしゃみをするときは腰を強く揺するので壁や机に手をつくなど体を固定する。何かを持ち上げるときには姿勢をまっすぐにすることも重要です。また椅子に座るときも猫背になりすぎたり、逆に引きすぎたりするとどちらも痛みに繋がるのでちょうど良いバランスで座ることが大切です。
椅子に座る行為は、実は人間の歴史においてそんなに長くはありません。椅子が発明されたのは紀元前4000年頃の古代エジプトだとされています。当時は座ることは権力の象徴で追うなど一部の人間しか椅子に座れませんでした。以降は少しずつ一般市民も座るようになってきましたが、人類の祖先が700万年ほど前なのでつい最近の出来事と言うことも出来ます。
特に日本人は市民が椅子に座るようになったのは明治の西洋文化が入ってきた時なので200年くらいしかありません。
椅子に座るのは比較的新しい行為なので人間は正しく座ることが苦手で、変な姿勢で座り腰痛などに繋がっているとも言えます。
椅子に座るときには座りやすい椅子を選んだり、こまめに立ったり姿勢を変えることが重要になります。メッシュで出来た椅子は体重がふわっと分散するので負担が掛かりづらいとされています。または体を動かせるという点でバランスボールなどもオススメです。
スタンディングデスクもオススメです。電動のスタンディングデスクなら立って仕事が出来るので腰痛を防ぐこともでき、足が疲れてきたら電動デスクを低くしバランスボールに座り、また立って仕事をすることが出来ます。立って仕事をするのは思考力を高める意味でも重要です。ある心理学実験で「座ったまま」「立ったまま」の2パターンで会議をさせたら、「立ったまま」の方が積極的なアイディアが出やすく会議も短時間で終わったとの報告もあります。
今の時代リモートでの仕事も増えていると思います。一人でいるとダラけやすくなります。よって立って仕事するのは思考力や集中力を高めるのに良いかもしれません。
福田
2022年03月13日
中国政府は13日、本土で12日に新規確認された感染者は無症状を含めて3122人だったそうです。データをたどれる2020年3月11日の1524人から倍増、感染が急速に広がっています。新規感染者は31の省等のうち20で確認され、政府は全国各地で発生している感染は変異株のオミクロン株が引き起こしたものだと発表しているそうです。
東北の状況は深刻で、1省全体の新規感染者は全体の約7割を占め、ロックダウンをおこなっているそうです。SNSでは「吉林は第二の武漢だ」との書き込みも見られています。
近隣国にで起きていることなので、日本でも大規模感染を引き起こさないように気を引きしていきたいだ思います。
山盛
2022年03月06日
人は習慣が10割という本をご存じでしょうか?
早起きが続かない、勉強を始めたが途中でやめてしまった、痩せたいのに食べ過ぎてしまうなどの思い通りにいかない原因は必ずしも意志が弱いことや、やる気が無い訳でもなく「習慣の作り方を知らないから」と著者は語っております。
そもそも現在の自分は過去の行動や言動、思考などの1つ1つが自分を作り上げてきたとという事実、つまりは習慣が人生を左右するとのことです。
具体例となると、同じ研修を受け、同じ商品を取り扱っているにも関わらず、売れる営業マンと売れない営業マンが存在します。これは営業センスでも性格の差でもなく、売れる営業マンは商品を買っていただき使っていくことが顧客のためになると思考しており、たとえ断られてもまた連絡くださいと笑顔全開で言うことが出来ます。しかし、売れない営業マンはどうせ営業しても断られるだけだと思考しており、一度でも断られると次の営業先に行くのがますます嫌になり、ぎこちなく作った笑顔も段々と暗くなっていきます。
この二者の違いは、売れていなくても毎日笑顔で営業する習慣があったかどうかなのです。つまり、現在の思考や行動が未来に帰結するということなのです。
藤浪