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第362回 “うまく生きる”ってどういうことだろうね

2020年07月25日

うまく生きる、器用に生きるというのがどんなことなのか。

一生かかっても答えは出せないかもしれないけれど、この問いについて少し考えてみたい。

私は自分で自分の生き方を”ヘタクソ”だと思う一方で、自分の周囲の人間で「この人はうまく生きているなぁ」と思う人を見つけては
その人のように生きるためにはどうすれば良いのかを考えてきた。
もちろんその人の生き方に憧れても、ただそれを真似するわけではない。
その人の生き方を、自分の中でどういう形に再度創り出せるかを考えるのだ。
その生き方を 自分の芯というか1本の柱をブレさせずに自分の中でどう育てていくかを考えるのだ。
私がなんとなく「器用に生きているなぁ」と思う人の特徴をいくつか挙げてみる。

1. 他者に期待をしないこと
言葉のままだ。他者に期待をしても、裏切られるかもしれない。
それならば、最初から期待しなければ良い、そういうことだ。
もちろんこれをあまりに極端にすれば人生が豊かでなくなってしまう可能性も0ではない。
もっと器用に生きられる人は、他者に期待をしない上で自分には少しだけ期待をする。
ほんの少し自尊感情を高めるのだ。
もちろん自分は他者に過度な期待をしないけれど、自分は他者に期待してもらえる人間、であることが1番良いのかもしれないけどね。
2. 他者を「変えよう」と思わないこと
特に恋愛においてはこれは重要だと思う(笑)。
相手を変えようと努力しても、相手はなかなか変わってくれない。
誰しもが自分に優しいわけではない。自分に厳しく、他者に優しくというスタンスの人だって少なくないだろう。
それでも、人は誰かにどんなに変えられようと努力をされても(押し付けられても)
結局自分で自分を「変えたい」「変わりたい」と思わなければ変わることなんてできないのだ。
最近器用に生きる友達の1人が言っていた。
「私の目標は、現状維持以上だから。」と。自分を変えたいと無理に思い過ぎず、今を維持する。
心に余裕があるときに、ほんの少し「以上」を目指す。それを積み重ねる。
言葉で言うのは簡単だが実際にこういう生き方のために行動をすることは難しいとは思う。
ただ他者を「変えよう」と思う前に、自分が「変わろう」と思う心がけが、必要になるときもあるのかもしれない。
3. 他者の「存在」を認めること
人は誰しも承認欲求があると思う。その程度は大きく個人差があると思うが。
この前教職課程の中の授業で「生徒を褒めるのではなく、存在・行動・姿勢などを認めることが大事だ。」
なんていう話があった。努力や結果や頑張りを褒めるというより、その人自身、そのものを認めることは確かに意識した方が良いことかもしれない。
他者の存在を認めるというのは承認欲求につながる以外に、「この人はこういう人なんだぁと割り切って接する」ことにつながる。
苦手だったり嫌いだったりする他者を否定したり攻撃したりすることは、疲れる。相手だけではなく自分の精神をも削っていく。
だから「そういう人もいるんだなぁ」と割り切れば良いのだ。
存在を受け入れなくても良い。関わりたくないと思ったって良い。
あくまで「認める」だけで良いのだ。
なるほどねぇ、この人は自分とこういうところが違うのか、へぇ。
くらいで良いと思うのだ。
こんな感じである。本田

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