https://www.fuji-advance.co.jp
〒470-1144 愛知県豊明市阿野町稲葉74-46
2015年10月06日
1つは職能コース→これは作業を極限まで極めることになる。どの作業も他の者に負けないぐらいしっかりとやりこなす。いわば昔の職人という部類である。この方たちは以前に説明した「木を見て森を見ず」の部類だ。どうしても考え方や行動が狭い範囲である。しかし本人もこれで割り切って生活しようとすればよい。この方たちが管理者になろうと思う必要はない。
いま1つは管理コース→もちろんこちらも作業は一通りやりこなすが、特別目立ってやりこなす必要はない。ただ淡々とできる程度、そう昔で言うとマニュアル通り仕事ができると言ったレベルか。しかしいざとなった時にはとても底力を発揮する。そのいざとなった時というものは忙しい時に起きるパニクった状態の時や教育の時である。
この方たちは作業で飯を食おうと思わないこと。体は最低限の作業を要領よくマスターしようとし、頭は管理者になるべき勉強をすべきだ。
管理とはマネジメント、だから管理者をマネジャーと呼び、マネジャーの仕事は「人・物・金・情報」という4分野使ってチームに最も効率よく仕事を行わせることとなる。
この4分野でまず初めに学ぶことは「物の管理」である。つまり「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」をマスターし、つぎには在庫管理という分野に取り組んでいく。在庫分野というものはいよいよ数値管理に足を進めていくことになる。
マネジャーはあらゆる経営数値に熟知していなければならない。しかし口で表す必要はない。言っても他のメンバーはわからない。なぜなら生きている次元が違うからである。そうまるで日本人と外国人という全く相手がわからないレベルといってもよい。この者たちの仕事は先ほどの職人が「作業を極めた人」と表せば、この者たちは「その極めた者たちを取りまとめ、会社として数値達成を追う人」となる。