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2015年08月04日
学校時代は授業の始まるときにだいたい出席を取る。ということは自分のクラスに自分のおり場があるということだ。
しかし社会に出たらそうとは限らない、会社のおり場は自分で作りだすといった方がわかりやすいでしょうか。
たとえば就職するときにまずおり場を選ぶ。どの会社に勤めようか?会社訪問し現地見学そして社員との会話で自分の選んだこの会社でいいのか?と考える。
そこで仮に選考に選ばれたとしよう。となると自分は会社に成績証明を提出しなければならない。ところが自分はこの会社はもうかっているのか?そして会社として資産またこの会社は裕福だろうか?は教えてもらえない。つまり自分の中身はさらけ出してしまい、相手の中身つまり一生を預ける大切な稼ぐ場所である会社の中身はわからずに選ばなければならないのである。これはどう考えても具合が悪い。自分が成績証明を出したら相手、つまり勤めようと考えている会社も決算内容を提出する必要があるのではないか。そこでズバリ聞いてみればよい。「すみませんが御社に勤めようと思っていますが途中でつぶれたり具合が悪くなるといけないので現状の決算書を見せてもらえますか?」と。ここで大事なことなのだが、株式会社なら「決算書が見たい」といえば提出する義務があるのです。だから堂々と尋ねればよい。そこで担当者は「それは企業秘密である」とか、「私の権限では見せることはできない」とか言って煙に巻いてくるような会社はどうも内容がおかしいと感じた方が良い。
せっかく一生を預ける場合に勝負した会社が3年もしたらつぶれたり、または業績不振で営業所がなくなった、またはリストラということはできないので飛ばされたり降格されたりまたは何時まで経っても賞与が増えないといったことはざらに発生してくる。それは会社にとって皆さんの給与つまり生活費は「仕入れ材料費」に次ぐ大きな「人件費」という経費なのだからである。
ここで製造業の会社は考える。今まである作業をしていた、ところがその作業を2000万の機械を買って機械に働いてもらった。え 2000万も出してとなるのだが、機械というものは最初は高いが毎年償却するのでだんだん安くなる。しかも故障するのは5年後位からでそれまでは人間と違い文句も言わずに働く。だから最終的には安いものだとなる。ところが人間様は採用すると「教育・研修・社会保険・雇用保険・法定外福利厚生などなど」付随するお金がかかる。いくら初任給が20万弱でも6年もすれば機械よりも高くなっている計算となる。つまり人間様を採用すると最初は安いが後々大変な金額なると考えられているのである。これが社会である。
決算の中の経費扱いならば会社としては安く上げたい。当たり前の真理である。だから会社はアー言ったこと、こー言ったことを昔から作戦として出るのである。
だから「どこに就職するのか」=「この会社はもうかっているのか?」を絶対に知らなければならない。そこで大丈夫だと判断したならば、何が何でもその会社で活躍できることを次に考えるべきであろう!