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第37回 まんじゅうの話

2015年08月30日

10人が働いていた。そこにまんじゅうが10個差し入れが来た。まんじゅうは全員一人1個ずつ行き渡った。ハッピーだった。
また翌日も10人が働いていた。今度は8個のまんじゅうに差し入れに減った。これでは全員行き渡らないのでじゃんけんして2人には我慢してもらった。
翌々日はリーダー格が10人から7人を呼んで8人のグループに減らした。差し入れのまんじゅうを計算したのだ。案の定まんじゅうは8個差し入れられ、一人1個ずつ行き渡った。
翌々日はまた8人集まった。しかし差し入れまんじゅうは6個に減ってきた。そこでリーダーは困った。
①自分とサブリーダーは今回は我慢して残りの人に分け与えようか?
②また同じようにじゃんけんして負けたものは無しにしようか?
迷った結果またじゃんけんで落ち着かせた。
次の日はリーダーは6人を呼ぶつもりだったが以前のこともあり5人に減らした。
案の定まんじゅうは5個しか差し入れされなかった。何とか一人1個行き渡った。
翌日リーダーはまたまた考えて4人に減らした。そしたら今度は6個のまんじゅうが来た。2個余ることになったのでリーダーとサブリーダーで分け与えた。つまりリーダーとサブリーダーは2個食べたのである。
ここでリーダーは初めて考えた。次回も4人で集まり、もし余分にまんじゅうが来たら翌日に取っておこうと。
案の定5個差し入れが来たので1個余った。これは翌日に回した。
翌日は6人集まりまんじゅうは6個もらえた。昨日1個残っていたのでそれを先に食べてまた1個残した。
リーダーはまた考えた、「1人1個必ずまんじゅうをもらえるようにできないか」と。
そこでこう考えた。まんじゅうを持ってきてくれる人に明日はいくつもらえますかと聞くことにしたのだ。
そこで明日のまんじゅうを聞いて集める人数を考えるようになったのだ。
しばらくまんじゅうが一定の5個もらえるようになったので、今度はまんじゅうを6個もらえないか聞いてみた。
そしたらこう帰ってきた。「今の働きでは5個しか渡せない。6個ほしければもう少し働きの結果を良くしろ」と。
そこでリーダーは考えた。何とか6個もらうために明日から、はじめから6人集めてきて一番出来の悪いものは無しにしようと。
そこでメンバーは何とかもらえるように必死で頑張るように考えた。
すると2日後にまんじゅうは6個もらえるようになった。
そこでリーダーはまた1人余分に連れてきた。そこでまたメンバーは必死に頑張った。すると2日後は7個もらえるようになった。
これは今の世の中の社会、つまり資本主義の世界そのものである。

 

 

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