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2015年08月05日
自分がお気に入りの所へ会社訪問した。そこでいろいろ情報を聞いてみると自分に真に合っている。ぜひ就職したいとアピールしたら、選考okが出た。来春から晴れて社会人1年生だ。
ここに落とし穴がある。会社の本音を言うと実は学生のことを深くわかっていないのである。が、まあそれなりに良いだろうということで採用してみるという具合である。逆に学生もその会社のことがはっきりわかっていないと思う。それでまあここにしようとなる。お互い様である。務めて1か月する。GWが終わると会社も新入社員の学生気分を抜くために一端に扱い始める。ここが大事なのである。この1か月間で「この人間はどうなのか」とさぐられているのである。そしてGW後にこの人間は近々○○の仕事を担当させよう。またあるものはこの時点でエリートコースに選ばれているといっても過言ではない。
学校と違って会社の先生は全員を均等に扱う又は教えるということなどできない。先の見込みのあるものにはどんどん教えられるというより、中小零細企業にでもなると、入社3か月過ぎたあたりから社長直々に教育が始まる。これはつまり将来を託されたメンバーだと言い換えてもよい。これが社会であり世の常なのである。え、私はあの苦手な先輩が担当なの、またはあーよかったあの人やさしいから楽だわ。こんなこと感じていてたらすでに来年の新卒に1年もしなくて追い抜かれることでしょう。来年の7月ごろからはまたその新卒の良くできるものをえりすぐんで社長自ら教育しだすからである。この繰り返しで組織は発展しその能力の高いものはどんどん実力を蓄えサラリーも上がっていき組織の立場も大きなものになっていく。ところがそうでないものはなかなか浮上するのに苦労する。学生時代では先生が成績という名目で評価していたはず。5段階評価で5が多いものは優秀。1が多いものはダメ。社会でも同じなのである。だから「よっかった目当ての会社に入社できた」と安心してはいけない。とりあえず入れてもらったと考えるのである。
前回就職するときに「その会社はもうかっているか?」を確認した方が良いとお伝えした。次にお伝えしたいのはその会社のレベルである。果たして自分が入社してついていけるのか?
学生時代に偏差値があるように、会社にもある。評価会社は帝国データーバンクや東京商工リサーチといった会社が有名である。
この会社も偏差値をつける。そうよいと思われるところは60点以上 あかんというところは40点以下。これも相手の担当者に聞いてみると良い。「お宅の会社は評価会社から何点もらっていますか」と。
60点はあるよと自信を持っ手返答する会社で、自分の学生時代の偏差値が50点ならまずその会社に入っても付いていけるのか難しいと考えられる。逆に40点ぐらいかなと答える会社は優しいと考えた方が良いだろう。しかしこの会社は可もなく不可もなくという状態であることからそれなりの収入で落着くであろう。
自分が60点ならばぜひ60点のところへ入社すべきである。まことにマッチしているといえる。60点とは相当優秀な会社で赤字など過去になかった、借金も少ないスバ抜けた経営状態であるといえる。これに人生を託せば必ず裕福になるだろう。
ところが偏差値を教えてもらえなかった場合はどうやって判断するのか?
「この会社アットホームで温かそうだ」これはのんびりした環境なのだからそういうものであるといえる。
「この会社はピリッとしている。片付けもされ掃除もされている」これはまず社長が細かいといっていいだろう。社長が細かいということは仕事熱心であるということだからまずもってそういうものだと判断できる。
会社訪問で仮にいろいろ聞いても答えてもらえなくとも、それなりの自分の目で確かめてくる必要はある。何せ一生をその会社に自分の大切な時間を預けるのだからである。