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2015年07月24日
一昨年は3人入社、昨年も3人入社しました。6人の内1人はリタイアしましたが、他の方は毎日必死に頑張っています。
ここで考えるのはなぜ新卒募集採用しなければならないのか?です。それは人間年取れば定年でリタイヤするからでしょ!
その通りです。しかし何も未経験のついこの間まで学生だった未熟な者よりも経験ある中途採用者の方がいいじゃないと考える。
どこの会社でもそうですがいつも採用、定着、教育、評価、給与、賞与、人事と言った「人」に関することに最も悩んでいるのではないでしょうか?売り上げが上がらないのに悩むのかそれとも「人」という関することで悩むのか?
まあ大概は「人」に関することでありましょう!
さて新卒教育はどのように行えばいいのか?これでまたつまずく。会社だから作業を教えればいいでしょ!
その通りなのですが、人を作業者と割り切ってしまえるのは中途で採用した方で、「この会社で自分は挑戦しよう」と意欲ある若い方を採用すると、採用した側も「人並み以上の生活を送れるようにさせてあげたい」と考えるのが親心でありましょうか。
「人並み以上の生活が送れるようになる」にはただ作業だけできれば良いというものではないと考える。
仕事は個の生活つまり人生観で決まる。その人生観はほとんど物心ついた時に出来上がっていると言っても言い過ぎではない。
なぜなら人生観は親から受け継ぐものだと思えるからである。
親が朝から晩まで必死に働いて子供に何とかいい学校に行かせ人並みの生活が送れるようにしてあげたいと考えて日々努力している家庭の子は、同じように社会についていこうと必死に努力する。その姿はまたその子供にも乗り移りいずれその子孫は裕福になりまた人間的にも優秀になっていく。きっと最初のお父さんお母さんが努力する生活を始めた時から100年後にはその立派な人生観は実現していると言えるでしょう!
そう考えると若い23.4の子を面倒見だして定年で会社から去っていくまでの年月は40年間もある。この年月の中にその子の両親以上に影響力を与え続けることができれば、その子たちは少しずつでも人生観が良い方向に行こうとするでしょう!
と言っても物心ついた時に出来上がった人生観を変えることは無理である。だからその子が結婚し生活を新たに始めだしたときにより一層人生というものの大切さを教えていけばその子供たちは少し成長してくれるのではないでしょうか。
人間23歳から働き出したとして一つの山場は30歳である。このころ結婚して自分の生活を作ろうとする。ここで初めて親から独立することになる。
30から45歳位までは子供を育てることとまた社会的に立場が重要なポジションになってきていることとのダブルパンチで自分という時間などほとんどなく、あっという間に15年ぐらいが過ぎ去る。
この時が一番大事な時間である。この時に人生観がしっかりしているものは「努力」と言うものをする。
努力は具体的に言うと「100人の内1人しかやれないこと」である。数字で言うと、「1日12時間 年間3700時間以上15年間労働していくこと」である。これができるものはそれなりの地位・信頼・収入・生活・マイホーム・そして老後が保証される。
人間はほぼ45歳で出来上がる。あとは下り坂である。しかし45歳から55歳が一番脂の乗る時期でありまた社会人として最も輝く時間でもある。実際は下っているのだがそれまで20年間培った知識・経験・要領という類の結集で何とか乗り切っていける。
55歳以降残りの10年はまさに後輩の面倒見ということになり、また上手な去り際を見つけ出していくことになる。
55歳過ぎても「俺が俺が」というお山の大将の延長を続けていれば「もういい加減にしてよ」ということになっていく。
30から45歳の最も大切な時期に会社がその子を必死に仕事を与え続け収入面でも応援し続けると、その家庭で育った子は生まれ持って立派な人生観を持つことになる。ここで初めて会社は新卒を採用したという役割をはたしていることになる。
壮絶な話である。何もそんなことまでしなくてもとなるのだがこれがまた性分だから仕方がない。
だから他人様の子供なのに親のつもりでしかりつけたり馬鹿にしたり理屈をぐたぐたと並べてしまう。そして人一倍興奮し神経をすり減らしていく。これが藤榮という会社の中身であります。