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第335回 箱根駅伝

2020年01月05日

明けましておめでとうございます。

毎年正月は箱根駅伝を見るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

わたしも今年はこたつでみかんを食べながら、箱根駅伝を見ました。

箱根駅伝は正月の風物詩となっていますが、昔は2月に行われていました。

第一回目は100年前の1920年2月14日でした。(今年は96回目でした。)

当時はアメリカ大陸の縦断を実施するための代表選考会という位置づけでした。

江戸時代の東海道を通る飛脚制度をまねて、手紙に見立てたタスキを東京から箱根まで届けるイベントだという説もあります。

また、この時期に箱根に観光客を呼び込むためのイベントだったという説もあります。

駅伝が開始された当時は東海道には電灯などはありませんでした。

東海道沿いの周辺の住民が「ランナーが暗い中迷わないように」と、たいまつを持って応援したりしていたそうです。

学生の本分は学業ということで土曜の授業が終わった午後1時からの出発だったため、往路最後の5区は真っ暗だったようです。

正月に行われるようになった理由は、学生が休暇中ということと、大規模な道路封鎖に適した時期だからだということです。

 

令和最初の箱根駅伝は記録ラッシュに沸きました。

青山学院大学の総合優勝タイム、往路と東海大学の復路も大会新記録。

10区間中7区間で新記録が出ました。

今回の好タイム続出の要因は天候に恵まれたことや、選手の実力が上がったこともあると思いますが、気になったのは多くの選手が履いていたナイキのピンクの厚底シューズです。

10区を除く区間賞と新記録はナイキの厚底シューズを履いていたそうです。

そして参加した選手210人中178人、84.7%の選手がナイキを履いて出走しました。箱根駅伝ランナーのナイキのシェア率は前々回27.6%、前回41.3%ですので倍増しています。

そのナイキの厚底シューズとは「ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」。価格は税込みで30250円です。

速さの秘密は厚底に入っているカーボンプレートにあります。着地時に前足部がググッと曲がって、もとのかたちに戻るときに、グンッと前に進みます。衝撃も少なく、足へのダメージが減ったので終盤のスピードアップを可能にしています。

しかしこのシューズを履けば誰でも同じ効果があるというわけではありません。

厚底シューズの効果を引き出すには正確に着地することです。しっかりと地面をとらえて自分の体重を乗せることが出来れば、カーボンがそれに反発して自然と前に跳んでいくことができます。軸がぶれないような走り方ができれば、まさに「夢のシューズ」となるでしょう。

2020年は東京オリンピックの年。ナイキのシューズを履くランナーはさらに増えると思います。

現在はナイキの一強となっていますが、他シューズメーカーの開発も期待したいです。

櫃田

 

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