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第19回

2018年09月20日

PART2 目標達成・問題解決を支援する

 

問題解決を支援するコーチングのポイントとして、GROWモデルというものがあります。

GROWとは、英語で「育てる」「育成する」という意味。部下の指導・育成に関して、コーチングのキーワードの頭文字をとったものです。

 

GROWモデル

GOAL       ①

REALITY    現実把握

RESOURCE   資源の発見

OPTIONS     選択肢の創造

WILL         ②

 

会話を通じて、5つの要素を部下にしっかりと認識させて、行動へのモチベーションを高めていく-それが、コーチングの一つの典型的な進め方です。

 

GOAL ~目標の明確化

  • 具体的な目標にブレークダウンさせる
  • 達成可能なレベルに設定させる

コーチングで元も大切なことは、ゴール、目標の明確化です。目標具体的であることが大切です。そのためには、大目標は中目標、小目標、期の目標は月次の目標に、というように③          させる必要があります。

また、目標は④    つけるのではなく、よく話し合い、あくまでも達成可能レベルに設定するというのも忘れないでください。

 

REALITY ~現実把握

  • 理想と現状のギャップを明らかにさせる
  • ⑤「        」をはっきり認識させる
  • 目標に対して現状はどこまで進んでいるのか。理想と現実のギャップを明らかにして、「問題は何か」をはっきり認識させます。
  • 相手の悩みや問題解決を支援するコーチングでは、この部分は大変重要です。

RESOURCE ~資源の発見

  • 人・物・かね情報・時間等
  • 問題解決に役立つ⑥    を考えさせる
  • 資源とは、⑦       などのこと。もし行き詰ったと感じたならば、「誰かに手伝ってもらえないか」「使える物はないですか」「空いている時間はないか」など、問題解決に役立つ資源はないかを考えさせるのです。

OPTIONS ~選択技の創造

  • 常識や固定観念にとらわれない新しい方法、アイディアを出させる
  • ベストの選択をさせる

問題を解決する。今まで以上の目標を達成するためには、常識や固定観念にとらわれない新しい方法が必要です。それをいくつか生み出し、ベストを選択するのが、このステップです。まずは、どんなアイディアも否定しないということから始めてください。その上で、資源、リソースを切り口に発想していけば、様々な方法が生まれてくるでしょう。

 

WILL ~目標達成の意志

  • 行動確認
  • 実行されるようにサポート

やる気はあるといっても、行動を⑧     してしまうのは、よくあることです。コーチングは、「だったら、いつやるのか」と質問して、確実にステップが実行されるようにして、サポートしていくのです。

川上さんは、GROWモデルのステップを踏みながら、奥村君に成果のイメージを持たせ、その上で、何をすべきかを考えさせ、具体的な行動レベルへと落とし込んでいきました。このようなサポートを通じて、新人は自立型社員へと育っていくのです。

 

★新人への指導は、あなたのマネジメント能力を高めるチャンスでもあります。また、部下や後輩と強い信頼関係を築くことで、ともに人間的成長を遂げることができるでしょう。新人に教え、指導することは、新人から多く学ぶことでもあるのです。

新人指導というこの機会に、ぜひあなた自身の可能性を追求してみてください。

POINT

コーチングで⑨         を引き出す!

日常の⑩           が重要!

会話では「傾聴」「⑪    」「承認」を心がける!

目標達成・問題解決の支援には、⑫     モデルを活用!

株式会社 藤榮