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第18回
2018年09月19日
PART1 コミュニケーションを深める
新人の指導がうまくいかない、あるいは、関係がこじれてしまった-よくある悩みです。
「そもそも相性が悪いんだよ」「今時の若い者と価値観が違いすぎる」「忙しいのできちんと話し合う時間も余裕もない」「やる気のない新人にどう指導しろというんだ」「だいたい、彼はこの仕事に向かないんだよ」
こうしたことを言っているだけでは、事態は改善しません。
最近、注目されているコミュニケーション手法の一つに①「 」というものがあります。① の目的は、組織の中で人を活かして育てていくことです。
その基本は、新人の可能性を信じ、② を認め、仕事を任せることにあります。文字通り、上司や先輩が部下の③ として、サポートしていくというわけです。そこでは、お互いの④ が絶対条件になります。そのため、日常のコミュニケーション、つまり⑤ が非常に重要な役割を果たします。
Coaching
- 新人の可能性を信じ個性や成長を認め仕事を任せる
- 信頼関係を築くための⑥ が重要
- 最低1日5分の会話時間を作る
- コーチングは、一方通行ではない⑦ のコミュニケーションでは部下の可能性を引き出します。少なくとも、1日5分は、一対一で会話時間を作ってください。
- コーチングの3つのスキル
- コーチングでは、いくつかスキルが要求されますが、代表的なものとしては、「傾聴」⑧「 」「承認」の3つが挙げられます。
- 「傾聴」
- コーチングでは、まず、相手の会話を最後までじっくり聞くことが重要です。相手が何を⑨ いるか。何を悩んでいるのか。それを聞き出すことから、コーチングは始まるのです。
- 傾聴~悪い例
- 勝手に決めつけて話を進めてしまっている
- 悩みに正面から答えていない
- 自分と違う意見を柔らかい言葉で一度は受け止める
- 相手の発言を頭ごなしに⑩ するのは、絶対に避けなければなりません。自分の意見とは違う発言に対しても、「なるほど」「それで」といつた柔らかい言葉で、一度は受け止めてください。
- 座る位置は正面を避ける
- コーチングの際は、座る位置を背負う面ではなく斜めにすると、相手も話しやすくなります。
- 傾聴~よい例
- 相手の言葉は否定しないで、まず受け止める
- 一緒にやろうという姿勢を見せる
- 我を譲って相手を受け入れる余裕を持つ
- 話を聞くという行為は、話すときと違って、相手のリズム、ペースに合わせる必要があります。自分の我を譲って、愛を受け入れるという個々の余裕を持ちたいものです。
- 話を聞くという行為は、話すときと違って、相手のリズム、ペースに合わせる必要があります。自分の我を譲って、愛を受け入れるという個々の余裕を持ちたいものです。
- 質問
- 質問~悪い例
- 「なぜ」「どうして」は、否定・禁止の文脈で使われる
- 質問のスキルで気を付けなければならないのは、「なぜ」「どうして」で始まる問いかけです。こうした質問に対しては、答えに窮したり、言い訳や弁解といった防衛的な答えが返ってくる可能性が多いので、できるだけ避ける方が無難です。
- 質問~良い例
- 客観的事実関係を質問
- ⑪ 、プラスイメージを引き出す質問
- 次の具体的な行動を引き出す質問
- 過去のWHYより未来の⑫
- 承認
- 承認は、相手を認めること。良いところを見て心にとめるスキルです。上司は新入社員のマイナス面が目について、指摘しがちです。しかし、指摘されただけで、マイナス面が改善されるわけではありません。ほめて、認めて、⑬ をつけさせれば人は育つ-それがコーチングの考え方です
- <上手な承認のポイント>
- 事実をほめる
- タイミングよく褒める
- 心を込めてほめる