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第7回

2018年09月18日

会社を変えるのは君たちだ!②

■仕事のできる人とは

コンピューターが苦手で、要領が悪くて不器用な藤沢先輩。やはり仕事もできないだろうと思われがちですが、実は営業成績が課でトップだということです。お客様から絶大な信頼を得ているそうです。

信 頼

(1)    で成り立っているビジネスでは、お客様からの(2)   ということが、極めて大切です。なぜなら、仕事というものは、その都度一度きりで完結するのではなく、一つの仕事から次の仕事へ、また別の仕事へと(3)     しなければならないからです。お客様や周囲の人たちとより強い(4)     を築けば、次々と仕事を任され、より大きな仕事へとつなげていくことができます。

つまり、仕事のできる人とは、確かな信頼関係のネットワークを持っている人、それによって次々と(5)      人なのです。

それでは、人々から信頼を得るための秘訣とは何なのでしょうか。藤沢先輩は、「とにかく(6)     。そして、社会人として当たり前のことを当たり前にすること」と言います。例えば、明るく元気なあいさつ、丁寧な言葉づかい、(7)       、きちんとした名刺交換……。

(8)           。これは、口で言うほど簡単ではありません。当たり前のことができていない人は、案外たくさんいるものです。当たり前のことが当たり前にできているか否かで、仕事ができる人、できない人の差が生まれてくるのです。

 

■ビジネスの常識・非常識

 

仕事を進める上で常識ともいうべき(9)      。しかし、この重要性を理解して実践できている人は、意外と少ないのではないでしょうか。

 

❖あいさつ

「あいさつしても上司があいさつを返してくれない。だから自分もあいさつしない。あいさつなんてするだけ損」と言う池田君。あなたは、どう思いますか。

同僚であれ、お客様であれ、一緒に仕事をしていくためには、まずお互いが向き合って相手の(10)    を認め合うことが大切です。そのために必要なのが、あいさつです。ごく短いあいさつの言葉にも、「私はあなたの存在を認めていますよ、尊重していますよ」という意味が込められているのです。相手があいさつをしてくれなければ、自分の存在を無視されたような疎外感を覚えることすらあるでしょう。そのような関係では、お互いに心を開くことができませんし、よい仕事もできません。

大切なのは、自分からすすんであいさつをすることです。相手があいさつしないからといって、お互いに無視していたら、平行線のままで、何もよいことはありません。自分から(11)       、相手も心を開いてくれるはずです。その結果、人間関係の幅が広がり、仕事がしやすくなります。あいさつをすることには、これだけのメリットがあるのです。

 

★あいさつは(12)

★自分からすすんであいさつしよう

★「毎日明るく元気よく」を合い言葉に

 

❖言葉づかい

 

「敬語は、堅苦しくて、面倒で好きじゃない。敬語を使っていたらホンネで話せないし、相手との間に壁をつくるだけ」と言う池田君。あなたは、いかがですか。

例えば、服装にしても、カジュアル、フォーマルというように、状況に応じて使い分けます。場違いな格好をしていれば、当然、周囲に与える印象も悪くなります。それは、言葉づかいにしても同じではないでしょうか。どのような言葉づかいをするかによって、あなたが周囲に与える印象が決まってしまうのです。

また、いわゆる「若者言葉」も、仲間内では通じても、ほかの世代の人との間には(13)     をつくってしまいます。仕事をする中では、世代の違う様々な人々と付き合っていくことになります。ですから、いわば「共通語」として、敬語を使うことが必要なのです。

例えば、相手の会社を「御社」と呼んだり、自分の会社を「私ども」「当社」と言う――、こうした日常会話で使う最低限の敬語表現を、一日も早く覚えましょう。

1、敬語の種類と基本的な使い方

(1)(14)    話し手が相手や相手側(主語)を高める表現

①「お/ご~になる」型お読みになるお書きになる

ご利用になるご出発になる

②「お/ご~くださる」型お話しくださるお聞きくださる

ご紹介くださるご指導くださる

③「…(ら)れる」型来られる読まれる

出席される

④言い換え型言う  おっしゃる

来る

いらっしゃる

行く

おいでになる

いる

食べる・飲む  召し上がる・あがる

 

(2)(15)    話し手が自分や自分側(主語)を低める表現

①「お/ご~する」型お調べするお送りする

ご案内する

②「いたす」「…いたす」型私がいたします出席いたします

用意いたします

③言い換え型言う  申し上げる・申す

会うお目にかかる

 

(3)(16)   話し手が聞き手に対して丁寧に述べる表現

①「です」「ます」○○さんは、ご立派な方です

②「ございます」こちらにパンフレットがございます

「…でございます」私が担当でございます

③美化語お祝いお茶ご祝儀お年始

 

(4)会社や団体名などの呼び方

①自分側…… 弊社当社私ども

②相手側…… 御社貴社そちらさま(相手側を指す尊敬語)

 

❖約 束

お客様との大事な打合せに遅刻して、「3分遅れですんだ。これぐらいなら大丈夫

だろう」と言う池田君。あなたは、どう思いますか。

(17)    人、(18)  人を、あなたは信用できますか。時間に遅れる、

約束を破るというのは、重大なマナー違反です。

訪問時間や納期など、仕事には様々な(19)  があります。それらをきちんと守れるかによって、仕事ができるかどうかという評価は大きく変わってきます。

訪問する時には、少なくとも(20)  には到着する。納期など間に合いそうもない時には、上司や関係部署に早めに連絡して、確認を取る――。約束を守ることは、あなたの(21)    を守ることでもあるのです。

★約束を守らない人は信用されない

★約束の時間の5分前には到着する

★納期などが遅れそうな時は、上司に報告、関係部署に連絡を

❖思いやり

「相談にのってほしい」という橋本さんの言葉にもかかわらず、自分の仕事が終わったらさっさと帰ってしまった池田君。「会社では、思いやりよりも、それぞれが任された仕事を一所懸命こなすことのほうが大事」と言います。あなたは、どう思いますか。

お互いに、相手がどのような人か、どのようなことを考えているのか知ろうともせず、無関心。あなたは、そのような職場で働きたいですか。やはり、(22)、あたたかい職場がいいでしょう。

他人を思いやることが自然にできると、周囲から(23)   を持たれ、仕事がすすめやすいものです。つまり、思いやりは、仕事をすすめる上での(24)   なのです。いざという時、仕事に行き詰まった時、さりげない思いやりがどれだけ助けになるか、あなたもこれから経験することでしょう。

同じ部署の人だけでなく他部署の人、お客様など、周囲の人々への興味・関心を持つようにしましょう。その人が、今どのような状況にあるのか、どういった気持ちなのか、(25)         こと、想像力を働かすこと――、それが思いやりの原点なのです。

 

★思いやりは仕事の潤滑剤――思いやりを行動に表せば、自然と周囲から(26)

 

★周りの人にもっと(27)       を持とう

 

❖公私の区別・けじめ

仕事中、私物の携帯電話に友達から電話がかかってきた橋本さん。昼休み、誰もいないオフィスの電話から友達に電話をかけなおします。橋本さんのこの行動について、あなたはどう思いますか。

公私の区別がなくなると、だんだん(28)     がなくなってきて、仕事に私用を持ち込むことに無感覚になってくるものです。

会社の備品は、あくまで仕事のためのもの。プライベートに使うのは公私混同です。

時間にしても同じです。就業時間中、サボったりすると、会社の時間を勝手に使っていることになります。

会社のものは、備品であれ、電話であれ、時間であれ(29)    してはいけません。自分の行いにけじめをつけることは、社会人としての基本です。けじめをつけることが、あなたの(30)     につながるのです。

 

★公私の区別は社会人としての基本――けじめがなくなると信用を失う

★会社の備品や就業時間の私物化は、会社に(31)    を与える

 

あいさつ 言葉づかい 約束 思いやり 公私の区別・けじめ

当たり前のことを当たり前にすることがどれだけビジネスに大切か、お分かりいただけたでしょうか。

もちろん、当たり前のことをただ守れば、必ず信頼を得られるというわ

けではありません。(32)     を上げなければ、信頼も評価もされません。

ただし、これだけは言えるでしょう  最低限のマナーすら守れない人は、

必ず信頼を失います。そして、(33)        しかできなくなります。

 

■君たちが職場を変える

 

こちらがあいさつをしても返してくれない上司。電話応対のマナーがまるで悪い上司。公私の区別ができていない先輩。先輩や上司のなかにも、(34)  ができていない人は、結構多いものです。確かに、新入社員がマナーを実践できない理由には、「周囲の人が実践していないから」という意見が多いようです。

しかし、あいさつもできない、きちんとした言葉づかいもできない、思いやりもない、そんな人間に、あなたはなりたいですか。周囲の人が当たり前のことをしていないからといって、彼らを手本にする必要はないでしょう。

あいさつ、言葉づかい、約束、思いやり、公私の区別・けじめ……こうした当たり前のことができていない職場では、「(35)     」「お互いに隠し合う」、あげくのはては「(36)      」といった最悪の状況が生まれてくるはずです。まともな仕事など、できるわけがありません。

誰か一人でもマナーを守らない人、けじめのない人がいると、時としてそれが(37)    に広がる場合があります。もし、あなたの職場にそうした事態が起きているとしたら、歯止めをかけるのは、あなた、(38)   の役目です。

ベテランの社員は、良くも悪くも職場のカラーに染まっているものです。もし先輩たちに、マナーを守らないという習慣が身に付いていたとしたら、それを直すのは簡単ではないでしょう。だからこそ、新入社員には、悪い職場風土に染まることなく、(39)       を実践していくことが期待されるのです。新入社員の明るくさわやかなマナーの実践が、職場に(40)     を送り込み、自然と(41)  も改善されていくのです。

マナーに対するあなたの決意と姿勢が、職場を変えるのです。

 

個性を発揮し、自律して仕事をすることで(42)      を目指す、これがビジネスの大きな目標です。しかし、そのために特別な能力はいりません。着実に、社会人として求められる(43)    を身に付けていくことが大切です。

いつも周囲の人々に興味・関心を持って、相手の気持ちを思いやる、そんな互いに(44)      人間関係をつくっていってください。それができる人は、どこにいっても通用する人なのです。

株式会社 藤榮