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第345回 知行合一

2020年03月22日

知行合一は、中国の明のときに、王陽明がおこした学問である陽明学の命題のひとつ。知(知ること)と行(行うこと)は同じ心の良知(人間に先天的に備わっている善悪是非の判断能力)から発する作用であり、分離不可能であるとする考え。論語の為政第二にある「先ず其の言を行い、而して後にこれに従う」が元になっている。

王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、知っている以上は必ず行いにあらわれると述べた。真の知行とは「好き色を好むが如く、悪臭を悪むが如し」と説く。例えば、好きな色というものはそれを見た(知った)瞬間に好んでいるのであり、色を見て(知って)から好きになろうと判断するわけではないのである。朱熹の学(朱子学)が万物の理を極めてから実践に向かう「知先行後」であることを批判して主張した。

江戸時代初期の陽明学者である中江藤樹や幕末の頃の陽明学者や維新の志士たちに大きな影響を与えた。

知行合一は「知は行の始なり、行は知の成るなり(知ることは行為の始めであり、行為は知ることの完成である)」「行動を伴わない知識は未完成である」とも言い表される。

知識をつけることに終わりはない。この言葉を心に命じ、行動をしていきたい。

本田

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第344回 携帯電話やスマホを手放せない人

2020年03月08日

携帯電話やスマホについては、その向こうに家族や親戚、友達や同僚など、多くの人たちがいます。電話やメールにより、他の誰かにメッセージを送ることができるので、携帯電話やスマホは、人間関係の象徴と考えてもよいでしょう。

そのため、携帯電話やスマホを手放せない人は、人間関係を非常に重要と考えており、人間関係を失ってしまうことを何よりも恐れているのです。

逆に、携帯電話やスマホを持ち歩かなかったり、忘れていったりする人は、人間関係には重きを置かず、人間関係を失うことを恐れてはいないと言えます。あなたは、どちらでしょうか。

もちろん、どちらがいい悪いという話ではありません。

人間関係が重要で、失ってはいけないと感じるなら、大切にしていけばいいだけの話です。

人間関係がさほど重要と感じないなら、自分の趣味や、今やるべきことに没頭するのもいいでしょう。どちらでもいいのです。それは、個性の範疇なのです。

寺澤

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第343回 姿勢をよくすると気持ちが変わる

2020年03月01日

心と体はつながっている、と言われます。

ガッカリしたり気分が落ち込むと、うなだれたり、うつむいたり、猫背になって肩をすぼめたりします。反対に嬉しくて気分がいいときは顔を上げ、目線が上がります。

心と体は密接につながっているようです。

ちょっとした実験をしてみましょう。

まず背筋をスッと伸ばします。顔は正面に向けます。このようなよい姿勢でマイナスなことを考え続けるのは難しいです。

次に今度は思いっきり猫背にします。肩を落として、背中を丸め、下を向きます。この状態だと簡単にマイナスなことを考え続けることができますし、なぜかマイナスなことが浮かんできやすくなります。

つまり、心が姿勢を決めることもあれば、姿勢が心をコントロールしてしまうこともあるというわけです。

自信のない人は下を向いて歩いていたり、背中を丸めているものです。

逆に上を向いたり、姿勢をよくするだけで、自信が出てくると言えます。

姿勢を正すと気持ちも上がる。

大切なのは背筋を伸ばして、目線を上げることです。そして落ち込んだ時こそ、心を換気するイメージで大きく深呼吸してみましょう。

マイナスなことを考えていても何もいいことはありません。

ハッピーな気持ちはハッピーなことを引き寄せます。

上を向いて歩きましょう!

櫃田

 

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