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第319回 「価格」と「価値」

2019年08月31日

「価格」というのはモノにつけられた値段なので、安ければ安いほどうれしいものです。

対して「価値」というのは、モノから自分が受けた影響を指すので、高ければ高いほどうれしいものです。

「価値」が高ければ「価格」はあまり関係のないものになります。

逆に「価格」が安ければ「価値」が上がるかというと、そこまで変わりません。

「安いけどそれなり」の実感では、「価値」は上がりません。

「安いのにほんとこれはすごい」であればそれに見合う、もしくはそれ以上の「価値」が発生します。

自分の身の回りを「価格の安いモノ」でまとめたいですか?

それとも、「価値の高いモノ」でまとめたいですか?

自分の周りの人も含めた「みんな」はどちらを選びたいでしょうか。

自分が扱うモノの価値を意識するようにします。

価格は後から考えればよいのです。

時代とともに価値は変化していきます。

しかしお金は必ず価値があるほうに流れるようになっています。

価値は人によって感じ方が変わるものです。

「自分にとっての良し悪し」が価値観となります。

「価格が高いか、安いか」ではなく、「みんなが買っているから」ではなく、

自分にとって「価値が高いか、低いか」で判断して、本質を見極めることが大事です。

櫃田

 

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第318回 彼を知り己を知れば百戦殆からず

2019年08月25日

敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、なんど戦っても、勝つことができるものです。なにか問題を解決するときも、その内容を吟味し、自分の力量を認識したうえで対処すれば、うまくいくものです。

情報化時代といわれて久しいものがあり、「敵を知る」ための情報を入手するのにはたいへん便利な時代となりました。入手したい資料はネットやデーターベースのなかに組み込まれていることが多く、いながらにして一通りのものは集められます。

注意しなければならないのは、情報が多様化して、本質がつかめないこと、それにマスコミなどによって報道されたものが真実なものとして一人歩きしているということです。「彼を知る」ということは、表面に現れた「通り一遍の情報」でなく、「高度な情報」をいかに多く集めるかということです。

しかし、いくら「精度の高い、価値ある情報」を収集することができても「己を知る」ということができていない場合には、「戦うごとに必ず敗る」という結果に陥りやすいといえます。

「己を知る」ということは、容易なようにみえて、なかなか難しいというのが、筆者の実感です。

自己認識の判断の誤りは、過小評価と過大評価の2つの場合があり、両者とも戦う場合のマイナス要素となります。
過小評価の場合は、積極的に、打って出るべき事態に対し慎重になりすぎて、決定や施策がノビノビになってしまうものです。
自己の実力、自社の実力を過大評価するのはもちろん危険です。
権力者や、実力者といわれる人物が陥る最も大きな民は、「己を知る」ことの不足からくるものです。

本田

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第317回 百戦百勝は善の善なる者に非ず

2019年08月17日

軍を全うするを上となし、軍を破るはこれに次ぐ。旅を全うするを上となし、旅を破るはこれに次ぐ。卒を全うするを上となし、卒を破るはこれに次ぐ。伍を全うするを上となし、伍を破るはこれに次ぐ。

このゆえに百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。

「百戦百勝は善の善なる者に非ず」は、孫子の兵法で出てくる一節です。

この一節を現代語で訳してみると

軍団を降伏させるのが上策であって、軍団を打ち破るのは次善である。旅団を降伏させるのが上策であって、旅団を打ち破るのは次善である。大隊を降伏させるのが上策であって、大隊を打ち破るのは次善である。小隊を降伏させるのが上策であって、小隊を打ち破るのは次善である。

だから、百回戦って百回勝つのが最善ではない。戦わずして勝つのが最善である。

これが現代語訳になります。

孫子は兵法書ですが、戦って勝つ方法ではなく、まずは戦わずして勝つべきだと説いています。戦えば、たとえ勝ったとしても損害を受けます。連戦連勝したとしても、勝つ度に損害を積み重ねていけば、いずれは疲弊していくわけです。

百戦百勝したとしても、百一戦目で滅亡してしまっては意味がありません。

「真に勝つことは、自らの力を増すことであって、戦いに勝つことではない」ということを「百戦百勝は善の善なる者に非ず」の一節は教えてくれています。

新美

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第316回 約束は遅く、履行は早く

2019年08月11日

約束は、必ず守らなければなりません。なぜなら、社会は約束で成立しているからです。
憲法も法律も約束の集まりです。契約も社会活動も約束の集まりです。
社会とは、約束そのものと言えるでしょう。
守れなければ、信用を一気に失い、社会活動に大きな支障をきたします。たくさんの人間関係を破壊してしまいます。なぜなら、社会活動の根幹は、約束だからです。
約束をきちんと守れば、信用はどんどん高まります。
では、約束を守るためには、どうすればいいのでしょうか。
1. 軽々しく約束をしない
2. 約束をしたからには、迅速に履行する
この二つが大切です。
軽々しく約束をすると、あとで履行できないと分かったときには時すでに遅く、信用を大きく失います。
また、あまりに約束が増えてくると履行が間に合わず、さらには、うっかり履行し忘れるという危険も生じてきます。
約束をしたなら、迅速に履行しましょう。約束がいろいろと増えてくると、履行が時間的に難しくなってきます。
現代においては、時間はお金そのものです。約束の履行は、早ければ早いほどいいのです。
約束の履行が早ければ早いほど、相手は喜び、信用は大きく高まります。
また、守れない約束は、はじめからしないように注意しましょう。

寺澤

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第315回 お金の話

2019年08月04日

お金の話をすると、汚いとかいやらしいとか言われたり、思われたりすると思って控えめにしていたりします。
でも本当は「好き」で「一緒にいたい」はずです。
お金は悪いことをしないと稼げないというイメージがあったり、たくさんお金を稼ぐと警察に捕まるみたいなイメージが先行していているからだと思います。
でもそれはあくまでイメージです。
本質的には誰もが、お金を「好き」で「一緒にいたい」はずです。
「好き」で「一緒にいたい」のならば、それは「家族」と同じ価値があります。
家族のことを「汚い」とか「いやらしい」などと言い、遠ざけたりすることはないと思います。

櫃田

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