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第236回フランスの代表的世界遺産ヴェルサイユ宮殿

2018年04月22日

今回は私が一生に1度は行ってみたいと思っているフランスの世界遺産、ヴェルサイユ宮殿についてご紹介したいと思います。
フランスの首都パリからほど近いヴェルサイユは、王家の狩猟小屋があるだけの小さな寒村でした。しかしこの地を気に入った「太陽王」ルイ14世が、ルイ・ル・ヴォーやシャルル・ル・プラン、アンドレ・ル・ノートルといった一流の建築家、造園家を集め1682年にほぼ完成をさせました。その後も増改築が繰り返され、全てが完成したのは、19世紀に入ってからだったそうです。
宮殿で最も有名な鏡の間はアーチ形の窓と鏡が埋め込まれ、光が反射して絢爛豪華な空間を照らします。写真で見るだけでも唸ってしまいそうな程美しいあの場所に、いつかこの足で立ってみたいと強く思います。
また、この鏡の間は、第一世界大戦の講和条約が調印された部屋としても有名です。その他にもヴェルサイユ宮殿といえば、十字形の大運河を中心に小道や泉水、花壇が幾何学的に配置された美しい庭園があります。これは、フランス庭園の典型とされており、この庭園の構図はヨーロッパ各国の庭園に影響を与えました。また、マリーアントワネットに与えられたイギリス式のプチトリアノンも残っています。
ヴェルサイユ宮殿はヨーロッパ諸国にも影響を及ぼし、オーストリアのシェーンブルン宮殿や、プロイセンのサンスーシ宮殿が建設されました。さらに、日本の迎賓館赤坂離宮もその影響を受けているとされています。
世界の有名な宮殿の手本とされるヴェルサイユ宮殿。少し前にヴェルサイユの薔薇を読んだこともあり、今私が1番行きたい場所のひとつになっています。

加藤

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第235回 進むキャッシュレス化

2018年04月15日

キャッシュレスとは、現金を使用しない決済のことです。キャッシュレスに当てはまるものは、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、ICカードなどです。
近年ではキャッシュレス化が進み、クレジットカード中心で現金をあまり持たないという声も聞きますし、電車に乗る際もICカードを使っている人のほうが多いように感じます。
海外ではキャッシュレス化が非常に進んでおり、世界で一番キャッシュレス化が進んでいるスウェーデンでは、現金利用率がわずか2%!お店に現金お断りの看板があったりするくらいだそうです。
日本もクレジット利用額で見ると世界4位前後です。利用額で見れば日本もキャッシュレス化が進んでいると思うかもしれませんが、全国民の90%近くがカードを保有しているのにも関わらず、利用率でいえば16%前後と低いのが現実です。持っていても使わない人がほとんどであり、現金支払いが主流というのが読み取れます。自分自身もいくらクレジットカードを持っていても、なんとなく現金がないと不安に感じます。
使えないところがあるかもしれないというのと、後払いだと使いすぎてしまうかもという心配があるからです。実際に日本でキャッシュレス化が進まない理由としてそういった考えが浸透しているからのようです。
なぜ世界ではキャッシュレス化が進んでいるのでしょうか?
理由としては、お金の製造コストが削減できること、ひったくりなどの路上犯罪を減らすことができる、お金の動きが明白なるから、などが挙げられます。スマホの普及というのも大きく影響してそうですね。
現金決済が主流の日本ですが、日本政府は30億円のコスト削減できるとし、2017年度より公共料金などを電子決済化、2020年に開催される東京オリンピックに向けて、電子決済の普及を進めていく方針だと発表しました。
現金払いのみで生活している人にとっては対応していくのが大変という問題や、まだキャッシュレス決済に対応していないところも多くあったりと、大幅に進むことはまだまだ難しいかもしれませんが、キャッシュレス化というのは進んでいくのではないかと思います。
私たちの買い物の形というのもこれから変わっていくのかもしれませんね。

甲村

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第234回 ハレとケ

2018年04月09日

「ハレとケ」とは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつです。 民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表しています。 もともとハレとは、折り目・節目を指す概念であり、ハレの語源は「晴れ」で、「晴れの舞台」(=生涯に一度ほどの大事な場面)、「晴れ着」(=折り目・節目の儀礼で着用する衣服)などの言い回しで使用されています。これ対し普段着を「ケ着」というそうで、明治以降から言葉として使用されなくなりました。

また、現代では単に天気が良いことを「晴れ」といいますが、江戸時代まで遡ると、長雨が続いた後に天気が回復し、晴れ間がさしたような節目に当たる日についてのみ「晴れ」と記した記録があるそうです。 また、ハレの日には、餅、赤飯、白米、尾頭つきの魚、酒などが飲食されていましたが、これらはかつて日常的に飲食されたものではありませんでした。また、そのための器もハレの日用であり、日常的には用いられなかったそうです。

こうして考えると、「ハレ」と「ケ」という言葉は、「ハレ」だけがその意味や文化を伴って現代まで残っていますが、「ケ」については時代が進むにつれて言葉そのものが衰退してしまっています。とはいえ、今でも結婚式の日は大安を選ぶなど、習慣が根付いているのも事実なので、今一度日本の文化や習わしについて見直してみるのもいいかもしれません。

岡田

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