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第132回 能力アップは時間しかない

2016年10月27日

能力は「質X時間の2乗」となることは何度となくお話している。つまり能力を高めるためには勉強も大事だが、そのものに対する投入時間を他人の倍にすることしかないということである。そこで感じる「最近仕事の中身が濃くなってきた」こんな時はその仕事に対して時間を多く投入して解決して行けばおのずと能力が上がり、今までよりも効率よく処理することができるようになりまた元の時間に戻っていく。最近仕事が楽になってきたと思う人はこの「質が上がった」か、または「やっている仕事の内容が今までよりも楽になった」かである。質が上がったのではなくて楽になった人は「責任が減った」ということだから、「周りから期待されることが減っている」と言い換えてもよい。期待されてこそ我々は前向きに考える力が湧いてくる。期待されるように踏ん張るときは踏ん張るしかない。

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第131回 記憶のメカニズム

2016年10月22日

一度学んで頭に入れたことも、しばらく放っておくとさっぱり忘れてしまうというのはよくあることでしょう。19世紀後半ドイツの心理学者エビングハウスは、自ら被験者となって時間経過による記憶の定着率を測定しました。彼は無意味な言葉を暗記して、その後時間の経過とともにどのくらい想起できるかをグラフ化したのです。忘却曲線と呼ばれるそのグラフによると、暗記したその20分後には42%、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、そして1ヶ月後には79%忘れてしまうという結果になりました。1日も経てば7割以上のことが記憶から消去されてしまうのです。人間の脳は進化の過程で「忘れて脳を整理する」ことを覚えましたが、ゆえに人間は覚えた事をすぐに忘れてしまうのです。

では忘れないようにするためにはどうしたら良いでしょうか。それには復習が最も大切になってきます。半分くらい忘れた頃にもう一度記憶しなおすことによって、それまでよりも長い期間、記憶を保持していられるようになります。勉強した内容を1日で74%忘れていたのですが、復習することによって、74%忘れるまでの時間が圧倒的に伸び、1ヶ月程度記憶していられるようになります。忘れたら復習、また忘れたら復習と同じことを繰り返す事で、最終的には、忘れるまでのスパンがどんどん伸びていくのです。

しかし復習と言っても、知識を何度も頭にインプットするだけではあまり効果がありません。もちろんインプットも大切ですが、それだけでなく、アウトプットすることも記憶力に大きな効果があります。例えば自分が学習していることを家族や知人に話すには、自分がその内容をきちんと理解していることと記憶を思い出すことが必要となります。アウトプットするとき、私たちは記憶を参照して情報を取り出そうとします。何度も情報を出し入れすることで、記憶が鍛えられてより強固になるのです。インプットとアウトプットを繰り返し学習とは、暗記と問題演習の繰り返し学習とも言えます。

人間は忘れる生き物であるがゆえに、復習することが必要不可欠となってくるのです。

近藤

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第130回 公民館が建てられた三つの理由

2016年10月16日

以前生涯施設について博物館や美術館、図書館を説明しました。他にも生涯学習を支援する施設は沢山あります。公民館やコミュニティセンター、スポーツセンターなど、様々な施設があります。その中でも、公民館は誰でも一度は使用したことがあるのではないでしょうか。

最初に公民館が建てられたのは戦後直後で、社会教育施設の一つとして教育基本法に位置付けられました。また、1949年に社会教育法でその目的、事業、運営のあり方が規定され、社会教育を担う中心的施設としての役割が与えられました。その公民館が建てられた背景には三つの理由があります。

一つ目は「民主主義と平和主義の理念を身に付ける」ため。二つ目は「文化の香高い人格を磨く」ため。この「文化香高い人格」とは、「主体的に物事を考える人格」、「自分の考えを他人に伝えることができる人格」、「他人の意見を聴くことができる人格」、「他人と一緒に行動できる人格」のことをいいます。三つ目は「地域に産業を興し、地域の政治を立て直し、地域の生活を豊かにする」ためです。この三つの理由には公民館を造る元となった「寺中構想」が関わっているのですが、構想された時代が古いといって蔑ろにしてはいけない基本的なことだと思います。実際、民主主義や平和主義を学習・理解するために、公民館はそれらしいことを私たちにしてきたでしょうか。私の地域ではそれらしい活動はされていません。また、二つ目の理由にある人格を作るには、地域の人々がお互い協力し合わないとできません。学校で習うような当然のことと思うかもしれませんが、これは個人の性格というより、集団行動の中での人格のことだと思います。そして、三つ目の理由に関しては、これは地域の人々だけではなく公民館の職員や、政治家などが関係してきます。それ以外に、その地域の特色を知ることが重要になってきます。

何気なく地域にある公民館ですが、このように様々な役割があることが分かります。その一つ一つが生涯学習に関わるものです。公民館は国民が学ぶ権利を保障する施設です。しかし、現代では市町村合併など公民館の必要性が問題視されています。そしてこれからの時代、生涯学習施設の立場としてどのような取り組みをしていくかが課題になってきます。

岡田

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第129回 悩んでいることや困っていること

2016年10月12日

人間は誰しもが、「こんないい商品があるんです」とか「すごい商品があるんです」とか言われても、自分に関係なければ、「ああ、そうですか」で終わってしまいます。

しかしながら自分に関係のあること、特に自分の悩みや困っていることを解決してくれる商品であれば、食い入るように話を聞いてくれますし、購入に結びつくようになります。

悩みや困っていることがあると苦痛であり、日常生活にも支障を来たします。そのため、どうしてもそこから抜け出したいし、問題を解決したいといつも思っているのです。困っていることや悩みを聞きだすことができれば、どの商品を必要としているのかが分かり、成約率が高い提案をおこなえるようになるのです。また、悩みを解決してくれるのであれば、少々高くても買ってくれます。

では、どのようにして悩みを聞き出せばいいかなのですが、「お困りごとはございませんか」とか、「悩んでいることを教えてください」なんて言っても、まず答えてくれません。そうではなく、いろいろな角度から雑談をぶつけていき、さりげなく質問をして抱えている悩みをあぶりだしていくのです。

例えば、褒めるということも、悩みをあぶりだすテクニックのひとつです。日本人は褒められると謙遜して「いやいや、実は・・・」とポロッと悩みを言ってしまうことが多いのです。

「とっても健康的で若々しいですね」と褒めると、「いやいや、これでも先月肝臓をやられましてね、困っているところなんです」んて、困りごとを教えてくれることがあります。この場合は、肝臓にいい健康食品やサプリメント、肝臓に負担をかけない食べ物や、肝臓を強化する健康器具などがオススメできます。

 

今までの時代では、売れる商品を誰にでもゴリ押しで売ることができましたが、これからの時代は、悩みや困りごとを持っている人に、その悩みや困りごとを解決する商品を提案することが必要でしょう。

寺澤

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第128回 人生はマラソンである

2016年10月05日

そもそも「マラソン」という競技に出るかどうかがまずもって第1に大事になる。中に居る「私はいいです」体裁からなのか、もともとほかに目的があるのか。何度も言うが人生、つまり人が生きていくにはお金が要る。

まだ両親と一緒に暮らしている間、また独身でいる間は「お金」という感覚はあまりしっかり身につかない。しかし家庭を持ち子供が2人になってきたあたり、それが高校生になってくると「お金が金に代わり、次は銭」という感覚になって行く。つまり「親の人生は子どものため、そのためには「銭」がいる」である。

それが動物としての生業だとするなら「マラソン」という競技に挑むことになって行く。つぎは「マラソンのメンバーの中でどれぐらいの位置にいたいか」を考える。真ん中より上なのか、下なのか。

真ん中より上ならそもそもスタートダッシュから真ん中より上の中で走らなければならない。ビリから走って上位に食い込むことない。

ここで「人生とはマラソンである」になって行くのだが、目標を真ん中に持っている。練習もそれなりのタイムをめざす。しかし練習して行くに連れて「自分は真ん中にはなれないぞ」と分かる時が来る。それはすぐにはわからない。努力が足りないとか、先生が悪いとか、経験がないとか運が悪いで済まされていくからである。しかしあるとき気が付く。「真ん中は無理だ。もう少しレベルを落とそう」、または「いやー真ん中どころか、上位クラスを求めよう」と。これにご本人が気付くのに時間がかかる。だから「マラソン」となる。気が付くのに時間がかかるのである。

しかし先生は解っている。

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第127回 デマと流言がパニックを引き起こす

2016年10月02日

デマとは、嘘の情報を流すことであり、たいていは、悪意を持った計画を実行するために使われるものです。
流言とは、デマのように悪意はないが、誤った情報が流れていったり、人々を恐怖に陥れる情報が流れていったりすることです。
社会においては、時にデマや流言により、パニックが引き起こされることがあります。
たとえば、ある銀行が倒産するかも知れないというデマが流れたとします。すると、人々は口々に噂を流し、知らない間に多くの人が、「あの銀行が倒産するらしいぞ!」と大きな声で叫ぶようになります。ついにはパニックが起きて、多くの預金者が、一斉にその銀行になだれこみ、預金を全て解約して引き出すという事態になったり、その銀行の前に行列ができたりするということです。
噂が流れてきたら、出所はどこなのか、本当のことなのか、くれぐれも、慎重かつ冷静に判断する必要があります。
デマや流言が広まるのは、ある程度、信憑性のある情報であること、そして、人々に恐怖を与える情報であること、といった条件を満たしている必要があります。
特に、人々に恐怖を与える情報は、デマや流言として、パニックを引き起こしやすいです。
なぜなら、人間の感情の中で、もっとも人間の行動に結びつきやすいのが、やはり、恐怖という感情だからです。
先ほどの、銀行が倒産するというデマの場合、「自分の預金が引き出せなくなったら、どうしよう!」という恐怖の感情が、多くの人たちに伝染して、パニックを引き起こしてしまうのです。
噂が流れてきた時に、恐怖を感じるような情報であったならば、より一層の注意を払う必要があります。
インターネットの普及により、誰もが情報を発信でき、受信できます。真実も嘘も。
教科書が正しいのか、ニュースが正しいのか、専門家の言うことが正しいのか、何が正しいかは自分が判断することです。
しかし、真実は真っ黒であり、常に偽りを纏っている。

 

山本

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