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第346回春の伝統文化

2020年04月05日

春の一大イベントと言えば「花見」ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で花見も自粛ムードになっていますね。桜が好きな日本人にとっては寂しい春となってしまいますが、命には変えられません。
そもそも花見とは、奈良時代に貴族達が梅の花を愛でる為に始めた行事だったと言われています。それが平安時代には桜に変わり、それ以降古くからずっと日本人に親しまれてきた文化となっています。桜の花は春の一時期に一斉に咲き競い、わずか2週間足らずで散るため、日本人の季節感を形成する重要な風物となっています。可憐な花の美しさや開花期間の短さ、散り際の豪華さが私たちの心をより惹きつけます。「桜は儚いからこそ美しい」とよく聞きますが、たくさんの人たちが桜の木のもとに集う光景を見ると、やがて散ってしまう花の姿に“諸行無常”(この世のものは、常に変化し、変わらないものはないという意味)を重ねるのは、遠い昔も現代も変わらないものだなと感じます。道に咲く桜を見ながら、私も日々変わり続けていかなければならないなと思いました。
加藤

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